自宅稽古日でした。
初炭、続薄茶、薄茶の稽古をしました。
薄茶の稽古では「御城之口餅」を使用しました。
奈良県大和郡山市の 本家菊屋 の製です。
天正の頃、郡山城主だった豊臣秀長が
兄の関白秀吉を招いて茶会を催しました。
その時、菊屋の初代が献上したお菓子が
御城之口餅だそうです。
秀吉は風味を喜んで「鶯餅」と呼んだとか。
天下人になった兄と弟が食べたお菓子は
素朴な粒餡のお餅だったんですね。
深い優しい甘さの鶯餅でした。
天下の御味を美味しく頂きました。