わたしがいま住んでいるアパートは町の中心部（センター）から歩いて10分ぐらい南へ行った場所にあります。前に住んでいたアパートはセンターのとても便利なところでしたが、防犯面で気になることがあり、引っ越しをしました。ご近所づきあいにはとっても助けられていたので、ちょっと残念でした。でも、今後のことも考えるとあのまま住み続けるのは難しかったので引っ越してよかったと思います。この町に住んでいる間は、もう引っ越しはしない予定です。

センターからは離れて、職場への通勤が少し遠くなりました。職場はセンターの北側です。歩いて通勤していたのが自転車通勤になりました。歩けない距離ではないので、雨の日や風が強い日は歩いています。バスでも行くことが可能ですが、自転車とあまり時間は変わらない気がします。荷物が多い日や寒い日はバスを使いたくなりますが、いまのところ歩いて通勤できています。

引っ越したいまのアパートは、毎日広い空を見上げられる窓があるしバルコニーから緑を見ることもできます。自然に近くなりました。電車の駅まではバスを使うことが増えましたが、歩ける範囲内です。もう住みはじめて３年以上になりますが、最近隣り街に行くとき、必ずしも電車に乗らなくてもいいということに気がつきました。

今までは、電車の駅までバスか徒歩で行っていました。そこから10分ぐらい電車に乗ると隣り街のセントラルステーションに着きます。でも、家の近くのバス停から隣り街のバスターミナルまでのエクスプレスバスがあることを知ったんです。乗車時間は20分ぐらい。町と街の間を走るバスがあることは知っていましたが、間にある町にも寄ると時間がかかります。エクスプレスバスがあることは知りませんでした。

バスと電車の乗り継ぎを考えれば、こちらのほうが断然早いです。もちろん、空港へ行く場合や電車の駅周辺に用事がある場合は電車のほうが便利です。でも、隣り街の図書館に行くときや疲れて歩きたくないときなどは、どう考えてもバスのほうが便利です。行きは電車とバス、帰りはバスとルートを変えるのもよさそうです。

バスターミナルから図書館までは、ローカルバスに乗り継ぎますが、バスからバスなのでとってもスムーズでした。乗り継ぎが上手くいけば30分弱で行けちゃうことが分かりました。わたしの住んでいる町とはバスの乗り方のルールが違う（運転手さんがいるドアからしか乗れない、運賃を払う機械が違う、降りるときドアを開けるボタンの場所が違うなど）のでちょっとどきどきしましたが、いい学習の機会になりました。

先日、バスに乗ってきたおじいちゃんが、運賃を払う機械に戸惑っていたら近くにいた若者が教えてくれて、「おー、進歩してる」とつぶやいていたのを思い出しました。デジタル化が進んで便利になることは嬉しいですが、戸惑うこともあるのでこういう親切を見かけると心があたたかくなります。

ここの図書館大好きなんです。窓が大きくて、天井が高くて。隣り街は大きい街なので、図書館も広く、子どもスペースと大人スペースがいい感じで分かれています。本をのんびり読むイスやソファだけでなく、窓辺にひとりで使える机があるのも嬉しいです。

この図書館の目の前には大きな公園があり、ジョギングしている人やお散歩している人がたくさんいます。運よく、いい席に座れました。頭の中を整理したかったので、机が欲しかったんです。ときどき空を見上げたり緑を見ながら、頭の中のことをたくさん書きだしました。

おうちはとっても居心地がよく大好きなのですが、せっかくの夏休み。いつもとは違う場所で過ごす時間も大切にしたいです。隣り街でもまだまだ通ったことがない道や行ったことがない場所があります。小さなチャレンジを楽しもう。

『不具合とプチパニック』どこに旅行しても自分が住んでいる地域に一番近い空港に戻ってきたときはほっとします。そこから電車にのって最寄り駅で降りると、ここがわたしにとっても Home に…

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隣り街まで