2013年9月秋場所。28日、左足首ねん挫で休場を知らせるアナウンスに大拍手。9勝5敗。「新入幕で、ここまでやったのはエライ」と貴乃花親方も。

本人は「初日の黒星ですが、あと、まだ15分1ですから」そりゃそうよ。初日ですからね。でもふつうは頑張りますとか、常套句が口からでるんだけど、かれからは出てこない。

別の日も黒星、石川県の地元から応援に来た人に路上で会い「こんな日もあるんです」

とあいさつ。

次の日は記者に、

「少しずつよくなっています。これからです」。足を痛め稽古が十分できていないため、足に痛みがあるはずと解説者。記者にも失望させない話し方をする。

九州場所3日め。4日めは白星。「自分の型をもっているから勝てるようになる」解説者も期待ばかり。

6日め(11/15)「思っていたよりよくなってきた。土俵になれてきたということ(1勝5敗)」7日目懸賞つく。「だんだん(身体が)動いてくるようになりました」

負けた千代大龍「敗因はないです」とこちらも強気。

今回の五月場所は、平日でも満員がつづく。朝、8時すぎると札止めだそう。まるでお祭りだ。和服すがたの人たちが花をそえる。(前はなかった)仲良し夫婦が「本日は千秋楽」とメールをくれる。稀勢の里、大砂嵐、勢、だけではない。個性のある力士がぞくぞくいて書ききれない。相撲はあまり見ないという友人ふたりに「今見ないで、いつ観るの? 」と本気ですすめていた。