函南町の長光寺には、牛馬供養塔があります。
昔、昔、源頼朝は軽井沢(函南町)の駒形堂に参拝に来た時に、
この近辺の池に棲息していたあばれ馬を気に入り、連れて帰った
と伝えられています。
このあばれ馬は円通寺という寺で飼われていましたが、恐ろしいほどの
気の荒い馬で、人を寄せ付けることはなかった。
とうとう円通寺から追放され、密林に放されてしまった。
馬は思うままに原生林を駆け巡っていた。
「ようこそ」と書かれています。この日は集まりがあったそうです。
参拝の為に訪れた頼朝は家臣に命じてこの馬を捕え、行列に加えて、名を
「池月」と命名した。
後に宇治川の合戦に、佐々木四郎高綱を乗せて先陣し、勇名を
轟かせた名馬は円通寺を追放されたあばれ馬であった。
円通寺は廃寺となっています。
こちらの長光寺は池月馬頭観音の両尊を安置。
池月馬頭観音は、頼朝の愛馬を生んだ里として厚い信仰をあつめている
そうです。
伊豆山神社の末寺とのこと。
六地蔵薬師観音堂
牛馬供養塔