伊東市 松月院の弁財天~美しい庭園~ | 伊豆高原 遊リゾートのちーさん

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伊東が生んだ文学者木下杢太郎生家太田家の菩薩寺


でもある松月院の庭園は杢太郎がしばしば散策した所でも


あるということで、四季折々が楽しめます。


松月院に伝わる民話と共に(‐^▽^‐)





 松月院の弁財天        編者  宮内卯守



松月院はもと松原にあった。


寛文年間の水害で流失し、宝永年中に現在の


湯川に再興されたという。




松月院の弁天祠の本尊は、享保年中、畠の中から


掘り出した金像の弁財天である。


この弁財天について不思議な話が残っている。





享保年中の時のこと、冷川村にある東向寺の住職、


泰麟和尚の夢枕に宝印が立って、


弁財天のもとに帰りたいと、夜毎に訴えた。





あまりの願いに泰麟和尚は、宝印を捧げ松月院に


ある弁財天のもとに届けようと、柏峠に向かった。


すると、峠で松月院の亀舟和尚とバッタリ出合った。


泰麟和尚は、



「やあ、ちょうどよい所でお会いした。実は


、あなたをたずねるところだった」


と言うと、



亀舟和尚も、


「私も、近頃、不思議な夢を見ましてな、それで、


あなたをおたずねしようと、


ここまでやってきたところなんですよ」




「それは不思議なことだ。私も、夢枕に宝印が立ちましてな。


弁財天のもとに帰りたいといいますんじゃ。


それで、こうしてやってきたわけですよ」




二人の和尚たちは、同じ夢を見た不思議なできごとに


驚いたということである。



こうして、念願のかなった宝印は、伊勢の国は津の城主、


藤堂高久の宝、冷川の御前が念誦(ねんしょう)


していたもので、冷川村の東向寺の所蔵と


なっていたものである。




松月院の弁財天は、福運を授ける音楽と


美の女神(?)であるが、大変嫉妬深いので


男女で参拝すると、いじ悪をすると言われている。


松月院に参拝される方は用心されることを


念のため付け加えておく。






杢太郎だけでなく、数多くの文人、歌人が集まった


らしい。










春は桜が楽しめる桜寺です。




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