遺産を含む、自然に親しむための公園。
(ウィキより)
このジオパークと災害とは結びつけて考えなければ
ならないということです。
伊東市宇佐美 行蓮寺 に元禄地震津波供養塔が
あります。
大きな地図で見る
元禄16年11月22日(1703年)
伊豆・相模・武蔵・上総・安房などを襲った
元禄地震はM7.9~8.2、津波により多くの人が
亡くなっています。

供養塔は伊東市玖須美の仏現寺、川奈の恵鏡院
(えきょういん)と宇佐美の行蓮寺にあります。

行蓮寺は宇佐美の海岸近くにあります。
この道路の右側です。

海岸の方です。
火山学者の小山真人さんのお話によると、
津波に襲われても海岸の地形自体が変わることは
めったにないから、津波の物理的痕跡は、意識して
残さないと地表には残らないということです。

巨大な津波は海岸に変化を齎すこともまれに
ありますが、伊豆半島では確かな例はまだ知られて
いないそうです。

行蓮寺から海岸の方を見ました。
元禄地震・関東大震災の時はここまで津波が
来ています。

津波被災の経験と教訓を後世の人達に伝える
ために昔の人達は津波碑を残してくれました。

関東大震災の時の津波浸水地点です。
階段の上の方にあります。

行蓮寺の元禄地震津波供養塔です。
元禄地震から60年後に建てられた物です。

伊東市指定文化財の資料によりますと、
この背面には、元禄地震の70年前に発生した
寛永小田原地震(寛永10年(1633年))の時は
地震発生後しばらくしてから津波が襲ってきたが、
元禄地震の際は地震発生後に津波が襲来し、多くの
犠牲者が出たと記されているそうです。

伊東市宇佐美にお住まいのこの近辺の方は、
大きな地震が発生したらすぐに、行蓮寺より高い位置に
逃げてください。

伊東市宇佐美では春日大社にも関東大震災の
時の津波浸水地点の石碑があります。
宇佐美 春日神社
山本悟先生の民話でも残されています。
伊東の民話 元禄大津波とお玉さん
このような石碑は、
ジオパークの貴重な構成資産となりえるもの
だそうですよ。
参加してますm(..)m

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