伊東市池の山神社。
ここは知らなかったのですが、寄ってみることにしました。
子(ね)の神と書いてあります。
十二支の最初のめでたい神様。夫婦和合、縁結びとして信仰されていた。
静寂の中の自然の景観。
迫力のある山寺でした。
かっては湖だった池の盆地。
背後に矢筈山(げんこつ山・正面奥左側の高い山)と孔ノ山(正面奥の低い山)
どちらも2700年前の溶岩ドームです。
昨年の4月に天皇・皇后陛下がお見えになりました。
何もないのです。車も通らない。
写真などで見ていたのですが、行ってみるとやはり違います。
”体感”というのでしょうか。
実際に肌で感じてほしい景観です。
この盆地がどうしてできたのかー 伊豆の大地の物語より -
大室山からの溶岩流は、伊東市十足方面と池方面にも流れ下った。
このころの池付近の地形は現在とはまったく異なっていた。
西の鹿路底付近から始まる深い渓谷があった。
溶岩流はこの谷に流れ込み、その途中をせき止めてしまった。
その結果、谷底を流れていた川が出口を失い、おそらく一碧湖二つ分ぐらいの
湖がつくられた。
この湖が現在の”池”の名の元となったのである。
明治二年に湖の出口に排水トンネルを掘って、干拓して作られたのが
この池の盆地です。
耕地整理の碑
明治二年に池の排水トンネルができた後も、たびたびだめになって
掘り直したりしました。
その後、鳴沢川を付け替えて、池の水田を今のようなすっきりした形に整理する
工事が完成したのが大正八年のことです。
ほのぼのとした田園風景は、五感で感じてほしい。
ここの空気を吸って味わってほしい・・・
そんなところです。
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