金が必要だ。
友達への返済
携帯、先払いの支払い
30万円は明日までに用意しなければならない。
こういう時には頭を下げて親を頼ったり消費者金融に手をつけたりするだろうがいままでに何度も繰り返しその度に同じ事を繰り返してきた。
会社の社長にも良くしてもらっていて大金を借りた事もある。
その社長に頼んだが家庭もある身でなによりまた同じ事を繰り返した俺に貸してくれることはなかった。当然だと思う。
債務整理の支払いが終わったばかりで大手の消費者金融からは借りる事が出来ない俺は山口県に住む母方の祖父母に頼むしかないと思っていた。
吐き気がするし頭が痛い。
親が出かけたら電話をしよう。そう思っていくつかの消費者金融のサイトを眺めていた。
『そこに愛はあるんか?』でお馴染みアイフルのページを見ていた俺はここからは一度も借りた事がない事に気づく。
しかし債務整理歴の残る俺が大手から借りる事は不可能だろう。そう思いながらも申し込みフォームに情報を入力していく。
結論から言うと36万円の融資を受ける事が出来た。
正直驚き闇金のサイトにアクセスしてしまったのではないかと思いアイフルに電話をして確認すると間違いなく審査に通り申し込みが完了していた。
本当に救われた。
明日友達に返し、支払いをしよう。おれはそう誓ったし間違いなくそうする。
普通の人であれば同じ過ちを繰り返さないようアイフルへの返済計画を立てるだろう。
頭がおかしい、いけない事であるとはわかっている。
しかし俺はいまカバネリを打ちながらこの文章を作っている。
投資11,000円
回収17,400円
収支6,400円
家に着いて母親が作ってくれた飯を食べ、せめてもの気持ちで帰りに買った生ジョッキ缶を渡す。
WBCで日本が優勝した今日、おれはいままでの人生を振り返りながらふとした時の日々の記録を残す事に決めた。
明日は元セフレとの飲みだ。
会う前に時間があるからそこでまた打ってしまうのだろう。