痩せたい痩せたい痩せ方に食べたい。
食べたら吐けばいいや。





私がそう思い始めたのは、高3でブロンという市販薬に出会った時からだった。





高三の一学期の最後、確か球技大会があった日。
友達(仮)と少し険悪なムードになって、しかも運悪く同じチームになった。





最初は電車に乗って頑張っていこうと思った。
でも体が拒絶した。そして発車の1分前に降りた。






結局親に迎えに来てもらって家に帰った。




それから夏休みを迎えて、夏休み明けの二学期。


とうとう保健室登校に。
「学校に行く」=「その友達(仮)がいる」=「気まずい」


そんな方程式が私の中で出来上がってしまっていました。




だから学校という場所に行くことで精一杯で。
だから今不登校だったり、何らかの理由で学校が怖くていけない子の気持ちには少し寄り添えるかと思います。
その頃は2時間目から行ったり午後から行ったりしてました。







毎日制服のポケットに剃刀とクシを入れて。
その頃から、学校に行かない日はブロン漬け、レスタミン漬けの日々を過ごしていました。





特にいじめられてるわけでもないのに。
なんで私みたいなのが生きてるんだろう
でもブロンさえあればふわふわして嫌なこと全部忘れられる





そんな気持ちでした。








私みたいに、現実逃避からオーバードーズを始めた人もいるんじゃないでしょうか。







少なくとも私はそうでした。
そこでもうひとつ気づいたことがありました。







「これを使えば、食欲を抑えられる」=「痩せられる」








また私の中で、良くない方程式が生まれてしまったのです。






続きはまた今度。