男同士が集まると、しばしばエッチなトークになることがある。
あそこの誰々はすげえエロくてなんたらかんたらとか、
あそこのうっふんな店でどうたらこうたらとか、
「いや、あの女は10万もらっても無理!」
とかね、僕もノリノリ風にトークしちゃうんですけど、
でも実際はその10万もらっても無理な女から
「唇がキモい」とか言われる始末で、
本当はね、僕だって
「土下座してようやくやらせてもらったぜ」
とか
オス全開のトークをしてみたいんだけど、
いつだってエロい話じゃ相づち係なんですよね。
でもね、先日、
「どんなおっぱいが理想か」
という話になって、
理想なら語れる!と。
すごい嬉しかったわけなんです。
でもこれがなかなか難しい。
正直、出会ったおっぱいの数が少なすぎる。
脳みそが「おつぱい」を認識した時点で
ぴーん!ですからね、ぴーん!
頭の中じゃ、
「ずっと何も食べていないんです。何でもいいので食べ物を少々分けていただけませんか?」
みたいな状態ですからね。
まあ相当真剣に考えてたんですが、
その間もトークは進むわけですよ。
ペットボトルのキャップを持って
土地はこんくらいの広さで建物はなるべく小さい方がいいとか、
正円に近づくほど美しいとか、
ぽわーん、ぷくっ、ちょんがいいとか。
あいつら一体何対のおつぱひと出会ってきたんだ?
と思うんだけど、とにかく僕もなんか言わなきゃ
と、思って、
「にゅうりんのポツポツが北斗七星の形になってる」
って言ったらさ、
ゲロまみれの泥酔サラリーマンを見るような目つきで見られた。
オスとしての優位性をぜーんぶ手放した瞬間だったよね。
結局、
「あの女はぺったんこに枝豆が乗ってた」
とか、そんな流れになっちゃって、
またいつもの相づち係に戻っちゃったわけなんだけど、
さすがにその日だけは、そのポジションがちょっと安心できました。
こうなったら
理想のおっぱいトークをするには、
壁とか服が全部透けて見える眼鏡がないと無理だなぁ。
いくらまでなら買うかなぁ。
なんてこと考えてたんだけど、
その時点で、一生理想のおっぱいトークなんてできない事が決定済みだよ。
僕の理想のおっぱいをお持ちの方は、是非画像添付の上ご一報を。
って言いたいところだけど、
ホントにやられたら怖いからやめてね。
ある日、ふと思った。
「カマトトぶりやがって」のカマトトってどんな意味?
さっそくインターネットの検索窓に
「カマトトとは」
と入力しようとしたんだけど、
そんなんじゃダメだと思い直す。
確かに入力すればすぐにどんな語源か分かるだろう。
でもね、便利な世の中に頼りすぎると、
いつまでたっても成長しないぞ。
そんなんじゃいつまでもいじめられっこのままだぞ。
僕の中の勇敢な心が語りかけてきた。
確かにね。
バラエティ番組とかでも
セリフがそのまま字幕ですからね。
さあ、笑ってくださいみたいなね。
まあ笑うけどね。
分かりやすすぎだよね。
世の中ウィキペディアじゃ分からないことだらけなんだぜ?
こんぐらい自分で分からなくてどうするよ。
むしろ、語源を知らずに推理して当てちゃうとか
かっこいいよねっ!
女子もキュン!
というわけで、今日はカマトトについて推理したいと思います。
まず、どんな時に使われる言葉か。
同義語としては、
「純情ぶりやがって」が考えられる。
つまり、意味の中に、エロティシズムが含まれているわけだ。
そして、すでに死語になっているくらいだし、言葉というものは往々にしてそうであるように、
言葉の発生は相当古いものと思われる。
この2つが意味するのはただ1つ。
この言葉が江戸時代の遊郭で誕生したということだ。
では次に、一体誰が使い始めたのか。
客が、サービスの悪い遊女に対して使い始めた言葉。
と言いたいところだが、それは違う。
女性は地位の低いものとして、当たり前のように見られていた時代だし
別にサービスが悪かったからといって
わざわざ言葉を作り出す必然性がないのだ。
例えば店を出る時に、店主に
「あの女、カマトトぶりやがって」といって、
「カマトトってなんですか?」
と、聞き返されたら、とても恥ずかしいし。
ここはやはり、遊女同士の会話の中で、発生したと見るのが自然ではなかろうか。
毎晩違う男に抱かれ、たいした人間扱いもされず、
せめて、他の遊女の悪口を言うことで、
自分の中にわずかに残る自尊心を満足させたいという心情があったからこそ、
この言葉は生まれたのだろう。
言葉の軽薄さとはうらはらに、なんとも悲しい話だ。
では、
「カマトト」とはどこから来ているのか。
ここを探っていきたい。
これは、「カマ」と「トト」が合わさった言葉としか考えられない。
4文字であるがゆえに推測がしやすくて良かった。
「カマ」はいろいろありそうだが、ちょっとこれはおいとこう。
しかし「トト」に目をむければ、さすがに、「父」の意味だろう。
便器のメーカーやトトカルチョなどは論外。
この言葉の意味とはうらはらに思える「父」というワードだが、
僕は、「トト」を結論づけることで、
「カマトトぶってんじゃねえよ」
につながる、「カマ」の重大な意味を発見することができた。
つまり、ここでいう「カマ」とは、
女性的男性のことを意味する
おかまちゃんのカマだったのだ。
つまり、
おかまちゃんが父親ぶった口きいてんじゃねえよ!
ということである。
もちろんそんなにおかまちゃんがうろうろしている時代ではないので、
正確に言うと、おかまちゃんのことではない。
この時代では、しばしば金のない男性が、夜中に女装して男性を路地裏に連れ込み、
男のあれをしゃぶって金を稼ぐということがあったそうだ。
通称「しゃぶり屋」である。
しかも、そのテクニックたるや極上で、
プロフェッショナルともなると自分の歯を全部抜いて、気持ちよさを向上させるという
荒技まで行われていたらしい。
つまりここでいうおかまちゃんとは、
男性のあれをしゃぶって、金を稼ぐ、
遊女にとっては、いわば商売敵でもあるしゃぶり屋ということだったのだ。
その言葉の広がる過程で、
おかまが、猫をかぶっていっちょまえの父親みたいな発言をする
という意味が
遊女が、猫をかぶって純情ぶる
にシフトしていったというわけ。
なるほど確かにそう考えればすべて納得がいく。
遊女から見て自分より身分の低いものなど、「しゃぶり屋」しかいなかったであろうし。
遊女が遊女に、遊女よりも低い身分に例えられる、そのインパクトたるや絶大である。
てなわけで、以上、「カマトトぶりやがって」の
語源でした。
いやはや、自分でもまさかこんなに確信の持てる回答を得ることができるとは
思ってもみなかった。
正直言って、相当自信あるんだけど、
検索窓で調べてみようかな。
グーグル検索の1番上にきたのによると、
カマは蒲鉾、トトは魚の意味で、
蒲鉾が魚から作られることを知らないフリしてわざとらしく聞いたのが語源。
かまととが女性に対して多く使われる理由はうぶなふりをした遊女にたいして
使われ始めたことによる。
って。
つうか、1回でしょ?
それ聞いたの1回なんでしょ?
なにそれ?相当面白かったの?
相当カモっちゃったよね?
「蒲鉾が魚から作られることを知らないフリしてわざとらしく聞いた」
のを略しても「カマトト」にはなんないよね?
もしかしてそれ言った人がカマトトってみんなから呼ばれて、
それが「カマトトぶりやがって」につながっていったパターン?
いじめ、カッコわるい。
なんだかなぁ、
江戸時代の遊女とかな、
中途半端に当たってるし。
カマトトさんはみんなにいじめられてかわいそうだし。
あ~煮え切らない。
こんなんだったら、推理なんかしないですなおに
調べとけば良かったなぁ。
世の中、分かることは分かりやすく、
分からないことは分からないままが一番平和なのかもなぁ。
「カマトトぶりやがって」のカマトトってどんな意味?
さっそくインターネットの検索窓に
「カマトトとは」
と入力しようとしたんだけど、
そんなんじゃダメだと思い直す。
確かに入力すればすぐにどんな語源か分かるだろう。
でもね、便利な世の中に頼りすぎると、
いつまでたっても成長しないぞ。
そんなんじゃいつまでもいじめられっこのままだぞ。
僕の中の勇敢な心が語りかけてきた。
確かにね。
バラエティ番組とかでも
セリフがそのまま字幕ですからね。
さあ、笑ってくださいみたいなね。
まあ笑うけどね。
分かりやすすぎだよね。
世の中ウィキペディアじゃ分からないことだらけなんだぜ?
こんぐらい自分で分からなくてどうするよ。
むしろ、語源を知らずに推理して当てちゃうとか
かっこいいよねっ!
女子もキュン!
というわけで、今日はカマトトについて推理したいと思います。
まず、どんな時に使われる言葉か。
同義語としては、
「純情ぶりやがって」が考えられる。
つまり、意味の中に、エロティシズムが含まれているわけだ。
そして、すでに死語になっているくらいだし、言葉というものは往々にしてそうであるように、
言葉の発生は相当古いものと思われる。
この2つが意味するのはただ1つ。
この言葉が江戸時代の遊郭で誕生したということだ。
では次に、一体誰が使い始めたのか。
客が、サービスの悪い遊女に対して使い始めた言葉。
と言いたいところだが、それは違う。
女性は地位の低いものとして、当たり前のように見られていた時代だし
別にサービスが悪かったからといって
わざわざ言葉を作り出す必然性がないのだ。
例えば店を出る時に、店主に
「あの女、カマトトぶりやがって」といって、
「カマトトってなんですか?」
と、聞き返されたら、とても恥ずかしいし。
ここはやはり、遊女同士の会話の中で、発生したと見るのが自然ではなかろうか。
毎晩違う男に抱かれ、たいした人間扱いもされず、
せめて、他の遊女の悪口を言うことで、
自分の中にわずかに残る自尊心を満足させたいという心情があったからこそ、
この言葉は生まれたのだろう。
言葉の軽薄さとはうらはらに、なんとも悲しい話だ。
では、
「カマトト」とはどこから来ているのか。
ここを探っていきたい。
これは、「カマ」と「トト」が合わさった言葉としか考えられない。
4文字であるがゆえに推測がしやすくて良かった。
「カマ」はいろいろありそうだが、ちょっとこれはおいとこう。
しかし「トト」に目をむければ、さすがに、「父」の意味だろう。
便器のメーカーやトトカルチョなどは論外。
この言葉の意味とはうらはらに思える「父」というワードだが、
僕は、「トト」を結論づけることで、
「カマトトぶってんじゃねえよ」
につながる、「カマ」の重大な意味を発見することができた。
つまり、ここでいう「カマ」とは、
女性的男性のことを意味する
おかまちゃんのカマだったのだ。
つまり、
おかまちゃんが父親ぶった口きいてんじゃねえよ!
ということである。
もちろんそんなにおかまちゃんがうろうろしている時代ではないので、
正確に言うと、おかまちゃんのことではない。
この時代では、しばしば金のない男性が、夜中に女装して男性を路地裏に連れ込み、
男のあれをしゃぶって金を稼ぐということがあったそうだ。
通称「しゃぶり屋」である。
しかも、そのテクニックたるや極上で、
プロフェッショナルともなると自分の歯を全部抜いて、気持ちよさを向上させるという
荒技まで行われていたらしい。
つまりここでいうおかまちゃんとは、
男性のあれをしゃぶって、金を稼ぐ、
遊女にとっては、いわば商売敵でもあるしゃぶり屋ということだったのだ。
その言葉の広がる過程で、
おかまが、猫をかぶっていっちょまえの父親みたいな発言をする
という意味が
遊女が、猫をかぶって純情ぶる
にシフトしていったというわけ。
なるほど確かにそう考えればすべて納得がいく。
遊女から見て自分より身分の低いものなど、「しゃぶり屋」しかいなかったであろうし。
遊女が遊女に、遊女よりも低い身分に例えられる、そのインパクトたるや絶大である。
てなわけで、以上、「カマトトぶりやがって」の
語源でした。
いやはや、自分でもまさかこんなに確信の持てる回答を得ることができるとは
思ってもみなかった。
正直言って、相当自信あるんだけど、
検索窓で調べてみようかな。
グーグル検索の1番上にきたのによると、
カマは蒲鉾、トトは魚の意味で、
蒲鉾が魚から作られることを知らないフリしてわざとらしく聞いたのが語源。
かまととが女性に対して多く使われる理由はうぶなふりをした遊女にたいして
使われ始めたことによる。
って。
つうか、1回でしょ?
それ聞いたの1回なんでしょ?
なにそれ?相当面白かったの?
相当カモっちゃったよね?
「蒲鉾が魚から作られることを知らないフリしてわざとらしく聞いた」
のを略しても「カマトト」にはなんないよね?
もしかしてそれ言った人がカマトトってみんなから呼ばれて、
それが「カマトトぶりやがって」につながっていったパターン?
いじめ、カッコわるい。
なんだかなぁ、
江戸時代の遊女とかな、
中途半端に当たってるし。
カマトトさんはみんなにいじめられてかわいそうだし。
あ~煮え切らない。
こんなんだったら、推理なんかしないですなおに
調べとけば良かったなぁ。
世の中、分かることは分かりやすく、
分からないことは分からないままが一番平和なのかもなぁ。
この前親しい友人と飲んでいたんですけど、2人とも
「腹は満たされたけどもうちょっと飲みたい」
みたいなありがちなシチュエーションに陥ってしまいましてね。
2人とも家は歩いて帰れる距離だし、どっちかの家に行って飲み直すか。
とまあ僕は完全にそういう雰囲気マンマンだったんですけど、友達のS男はちょっと違ったらしく
「オレ、ちょっと知ってるバーあんだけど、そこ行かね?」
なんて言ってきたんです。
正直、激しく動揺しました。
S男とはかれこれ10年以上の付き合いだけどまさか彼の口から「バー」なんてこじゃれた単語が出てくるとは思わなかった。
今日も鼻毛出てるし。
しかも「ちょっと知ってるバー」ときたもんだ。
なんなんだ?そのくだけた言い方は。
まさか、
店に入ったことはないけどたまたま目の前を通りがかった時に看板を見て、あぁ、ここはバーなんだなと。
「ちょっとだけ、つうか看板だけ知ってます」
みたいなサムいことやめてよ?
って、そんなこと考えてるこっちの方が完全に救いようのないサムさなんですけど、
なんといってもバーですからね。
もうこうなったら家で飲もうとかダサすぎて言えない。
「あぁ、じゃあそこ行こうか」
なんて、自分も週に3日は「ちょっと知ってるバー」で飲んでますぐらいの態度で返事したわけなんです。
で、バーまで歩いてたわけなんですが、
緊張してるんですよ僕。
なにせ初体験だもの。
BARだもの。
薄暗い暖色系の照明にジャズが流れてて、木目調の店内にはゆったりと紫煙が立ち上り客の大半は1人で、ミニスカートの美女がワケアリふうにため息ついててそこにグラスがシューってきてマスターが「あちらのお客様からです」なんて言ってその美女が横を見ると大沢在昌さんが「ヨッ」みたいなピースの人さし指と中指を閉じた感じのポーズキメながら微笑んでいて、こうして夜は更けていく・・・。
的なスモーキィな世界にこれから足を踏み入れるのか。
なんてこと考えながら完全に無口でしたからね。
とはいえ緊張してるなんて間違ってもS男に悟られてはならないので、たまに鼻歌などを織り交ぜながら
「バーなんてどうってことねえよ」的な演出はちゃんとしておきましたが。
そういえば高一の時初めて付き合った女の子で、初めてエッチな雰囲気になった時にというかまあ早い話が人生初のおつぱいを揉むといった行為にチャレンジしてた訳なんですが、
その時に
「ねえ、とも君初めてじゃないでしょ。こういうこと」
って言われたんですけど、
完全にこっちは初めてで、目とか血走ってて、ビンビンに昂ぶってたんですが、
なんだかテクを褒められてるような気がしましてね。
「いや、全然初めてだよ!」
ってキッズな自分をさらけだすのもなんだかかっこわるいし、
かといって
「ばれた?お前が6人目」
なんて微妙にリアルな数字でウソをつく勇気もないんで、結局黙って
「そうさオレはプレイボーイ」
みたいな雰囲気かもしだしてやったんですが、あれはクールだった。
とにかくその時と非常によく似た気分でした。
とかなんとか言ってる間にバーに到着。
訳の分からない雑居ビルのエレベーター上がって、
「はて、ここは?」
どうやら僕の想像していたバーってのはバーの中の1つぐらいのもんで、バーっつっても世の中には色々なバーがあるみたいです。
たしかにアイリッシュバーとか言われたらなんとなく想像つくかも。
ヒップホップバー?とでも言いましょうか。
とにかくドゥンドコドゥンドコうるさい。
店員がガチガチにヒップホップな格好でして、どんだけ西日が眩しいんだよってぐらいの帽子のナナメっぷりなんですよ。
2人いたんですけど片方なんて首もととか袖とか、いたるとこからタトゥーのチラリズムが怖すぎる。
もう、完全にアウェー。
これでS男がいなかったらきっと泣き出してたよとか考えながら、まあS男に連れてこられなきゃ間違っても入らない店なんですけど、
彼の背中を追いつつ店内に入っていったんです。
んで、その店員がS男の事を見て、
「よーS男君、いらっしゃい!あ、友達?コンニチワー」
みたいな流れになるかと思ったんですが、
なりませんでした。
「いらっしゃ~れ~ぃ」
と、完全にラリッてるとしか思えないようなお出迎え。
S男君、ど、どうしたの?
とりあえず2人でカウンターの席に座ったんですけど、座るなりS男君が自虐的な笑みを浮かべながら一言。
「今日いないみたい」
あ、なあんだ。友達が働いてたのね。そっか今日はお休みかぁ。
・・・お前もアウェーかよ。
聞くところによると、大学時代の友達がここで働いているそうで、
前に来た時はその友達と、今日も元気に異常な威圧感を放ちまくってるタトゥーの人が店員でいたらしいです。
そんなことどうでもいいよ。
S男相変わらず鼻毛出てるよ。
「お前、完全にタトゥーの人から忘れられてるよ?」
という言葉を飲み込みつつ、2人で間違えて中国の応援スタンドに来ちゃいましたみたいなスリルを満喫していたんですけど、
タトゥーの人が気をつかって(?)話しかけてきたんですよ。
「どの辺からきたんれすかぁ?」
みたいな感じで。
つうかこいつヤバすぎる。絶対ラリッてる。
目がね、今さっき人殺してきましたってぐらいアブナイんですけど。
おまけに上目遣いとかされてたまったもんじゃない。
もしここが中国の応援スタンドだったら命がけで中国人のフリをしてるんでしょうが、
ヘタなことして新たな犠牲者にはなりたくないので、
「チィッス、徒歩15分ッス!」
と、全国の新入部員に見せてやりたいってくらいの姿勢で応戦をしてたんですけど、
S男君もさすがにこのままじゃかっこつかない、
「ここがチャンスだ!」
と、思ったんでしょうね。まあ当然です。
早速勝負にでましたよ。
「ヒロシ今日いないんですねー」
やはりここはヒロシとかいう友達の名前をつかってアウェーをホームに変えるしかありません。
互いの素性が知れればグッと心の距離も縮まるものです。
「おー、ヒロシの友達くぁ!」
そうら、きた。
僕もホッと一安心ですよ。
さすがに昔っからの友達の惨めな姿をこれ以上見たくない。
タトゥーは相変わらずS男が来た事は思い出してくれてないようなんですが、タトゥーの野郎ラリッてるし、もうこうなったらどうでもいいことですよそんなの。
よく頑張ったぞ。
なぁんて、
暖かい視線をS男に送っていたその時、悲劇はやってきたんです。
「あいつ、2ヶ月くらい前に辞めちゃったんらよねー。」
正直、うんこもらしそうになりました。
S男、お前ヒロシと本当に友達なの?
っていうか、何ヶ月前にこの店来たんだよ?
もう、かわいそすぎてS男の方が見れません。
とにかくこの状況をなんとかして欲しい。
S男の方もそんな空気を察したのか、
それとも一刻も早くヒロシのことを忘れようとしたのか、
「そういえばトモさあ、前やってたあの仕事、どうなったの?」
って、話しかけてきたんですけど、
その話、さっきの店で話したばっかりなんですよ。
S男、いたすぎる。
結局15分でお会計という記録的な早さでバーを出て、
S男の家で飲みなおすことに。
「ヒロシに乾杯」
と僕が言った時、S男がようやく普通に笑ったんですけど
正直友達の笑顔がこんなに嬉しいもんだとは思わなかった。
というわけで
友達の
「ちょっと知ってるバー」
にはくれぐれもご用心を。
「腹は満たされたけどもうちょっと飲みたい」
みたいなありがちなシチュエーションに陥ってしまいましてね。
2人とも家は歩いて帰れる距離だし、どっちかの家に行って飲み直すか。
とまあ僕は完全にそういう雰囲気マンマンだったんですけど、友達のS男はちょっと違ったらしく
「オレ、ちょっと知ってるバーあんだけど、そこ行かね?」
なんて言ってきたんです。
正直、激しく動揺しました。
S男とはかれこれ10年以上の付き合いだけどまさか彼の口から「バー」なんてこじゃれた単語が出てくるとは思わなかった。
今日も鼻毛出てるし。
しかも「ちょっと知ってるバー」ときたもんだ。
なんなんだ?そのくだけた言い方は。
まさか、
店に入ったことはないけどたまたま目の前を通りがかった時に看板を見て、あぁ、ここはバーなんだなと。
「ちょっとだけ、つうか看板だけ知ってます」
みたいなサムいことやめてよ?
って、そんなこと考えてるこっちの方が完全に救いようのないサムさなんですけど、
なんといってもバーですからね。
もうこうなったら家で飲もうとかダサすぎて言えない。
「あぁ、じゃあそこ行こうか」
なんて、自分も週に3日は「ちょっと知ってるバー」で飲んでますぐらいの態度で返事したわけなんです。
で、バーまで歩いてたわけなんですが、
緊張してるんですよ僕。
なにせ初体験だもの。
BARだもの。
薄暗い暖色系の照明にジャズが流れてて、木目調の店内にはゆったりと紫煙が立ち上り客の大半は1人で、ミニスカートの美女がワケアリふうにため息ついててそこにグラスがシューってきてマスターが「あちらのお客様からです」なんて言ってその美女が横を見ると大沢在昌さんが「ヨッ」みたいなピースの人さし指と中指を閉じた感じのポーズキメながら微笑んでいて、こうして夜は更けていく・・・。
的なスモーキィな世界にこれから足を踏み入れるのか。
なんてこと考えながら完全に無口でしたからね。
とはいえ緊張してるなんて間違ってもS男に悟られてはならないので、たまに鼻歌などを織り交ぜながら
「バーなんてどうってことねえよ」的な演出はちゃんとしておきましたが。
そういえば高一の時初めて付き合った女の子で、初めてエッチな雰囲気になった時にというかまあ早い話が人生初のおつぱいを揉むといった行為にチャレンジしてた訳なんですが、
その時に
「ねえ、とも君初めてじゃないでしょ。こういうこと」
って言われたんですけど、
完全にこっちは初めてで、目とか血走ってて、ビンビンに昂ぶってたんですが、
なんだかテクを褒められてるような気がしましてね。
「いや、全然初めてだよ!」
ってキッズな自分をさらけだすのもなんだかかっこわるいし、
かといって
「ばれた?お前が6人目」
なんて微妙にリアルな数字でウソをつく勇気もないんで、結局黙って
「そうさオレはプレイボーイ」
みたいな雰囲気かもしだしてやったんですが、あれはクールだった。
とにかくその時と非常によく似た気分でした。
とかなんとか言ってる間にバーに到着。
訳の分からない雑居ビルのエレベーター上がって、
「はて、ここは?」
どうやら僕の想像していたバーってのはバーの中の1つぐらいのもんで、バーっつっても世の中には色々なバーがあるみたいです。
たしかにアイリッシュバーとか言われたらなんとなく想像つくかも。
ヒップホップバー?とでも言いましょうか。
とにかくドゥンドコドゥンドコうるさい。
店員がガチガチにヒップホップな格好でして、どんだけ西日が眩しいんだよってぐらいの帽子のナナメっぷりなんですよ。
2人いたんですけど片方なんて首もととか袖とか、いたるとこからタトゥーのチラリズムが怖すぎる。
もう、完全にアウェー。
これでS男がいなかったらきっと泣き出してたよとか考えながら、まあS男に連れてこられなきゃ間違っても入らない店なんですけど、
彼の背中を追いつつ店内に入っていったんです。
んで、その店員がS男の事を見て、
「よーS男君、いらっしゃい!あ、友達?コンニチワー」
みたいな流れになるかと思ったんですが、
なりませんでした。
「いらっしゃ~れ~ぃ」
と、完全にラリッてるとしか思えないようなお出迎え。
S男君、ど、どうしたの?
とりあえず2人でカウンターの席に座ったんですけど、座るなりS男君が自虐的な笑みを浮かべながら一言。
「今日いないみたい」
あ、なあんだ。友達が働いてたのね。そっか今日はお休みかぁ。
・・・お前もアウェーかよ。
聞くところによると、大学時代の友達がここで働いているそうで、
前に来た時はその友達と、今日も元気に異常な威圧感を放ちまくってるタトゥーの人が店員でいたらしいです。
そんなことどうでもいいよ。
S男相変わらず鼻毛出てるよ。
「お前、完全にタトゥーの人から忘れられてるよ?」
という言葉を飲み込みつつ、2人で間違えて中国の応援スタンドに来ちゃいましたみたいなスリルを満喫していたんですけど、
タトゥーの人が気をつかって(?)話しかけてきたんですよ。
「どの辺からきたんれすかぁ?」
みたいな感じで。
つうかこいつヤバすぎる。絶対ラリッてる。
目がね、今さっき人殺してきましたってぐらいアブナイんですけど。
おまけに上目遣いとかされてたまったもんじゃない。
もしここが中国の応援スタンドだったら命がけで中国人のフリをしてるんでしょうが、
ヘタなことして新たな犠牲者にはなりたくないので、
「チィッス、徒歩15分ッス!」
と、全国の新入部員に見せてやりたいってくらいの姿勢で応戦をしてたんですけど、
S男君もさすがにこのままじゃかっこつかない、
「ここがチャンスだ!」
と、思ったんでしょうね。まあ当然です。
早速勝負にでましたよ。
「ヒロシ今日いないんですねー」
やはりここはヒロシとかいう友達の名前をつかってアウェーをホームに変えるしかありません。
互いの素性が知れればグッと心の距離も縮まるものです。
「おー、ヒロシの友達くぁ!」
そうら、きた。
僕もホッと一安心ですよ。
さすがに昔っからの友達の惨めな姿をこれ以上見たくない。
タトゥーは相変わらずS男が来た事は思い出してくれてないようなんですが、タトゥーの野郎ラリッてるし、もうこうなったらどうでもいいことですよそんなの。
よく頑張ったぞ。
なぁんて、
暖かい視線をS男に送っていたその時、悲劇はやってきたんです。
「あいつ、2ヶ月くらい前に辞めちゃったんらよねー。」
正直、うんこもらしそうになりました。
S男、お前ヒロシと本当に友達なの?
っていうか、何ヶ月前にこの店来たんだよ?
もう、かわいそすぎてS男の方が見れません。
とにかくこの状況をなんとかして欲しい。
S男の方もそんな空気を察したのか、
それとも一刻も早くヒロシのことを忘れようとしたのか、
「そういえばトモさあ、前やってたあの仕事、どうなったの?」
って、話しかけてきたんですけど、
その話、さっきの店で話したばっかりなんですよ。
S男、いたすぎる。
結局15分でお会計という記録的な早さでバーを出て、
S男の家で飲みなおすことに。
「ヒロシに乾杯」
と僕が言った時、S男がようやく普通に笑ったんですけど
正直友達の笑顔がこんなに嬉しいもんだとは思わなかった。
というわけで
友達の
「ちょっと知ってるバー」
にはくれぐれもご用心を。
