今日はだいぶ早く帰ってきたなと思う午前3時。
まだまだ真夜中の世界が、私にとって早めの帰宅だなんて、私の中の時計はかなり狂ってしまったのかもしれない。
ずっとずっと楽しみにしてた人との逢瀬を思い返しながら言葉を綴る深夜の部屋には、暖房の音が響くだけで、しんと静まり返っている。
そして今日の余韻を心で感じながら、少し物足りなさを感じている私が居るのにも気付いているんだ。
いつも私達がさよならをするのは朝日が昇りきった眩しい世界だから。
もう少し一緒に居たい。
そんな簡単そうな一言が言えない私達の関係。
なんか彼は疲れてるな。
そう感じたからなのか、私に勇気が無いからなのか、分からないけれどいつも言えなくて、もやもやした気持ちのやりどころに困ってしまう。
もっと長く隣に居られたら良いのに。
ストレートに甘えられない私に気付いてはいないだろうけれど、本当は気付いてほしくて、帰りたくないと何度言おうかと思った事か。
それでも歯止めをかけているのは、そんな風に甘えられる関係じゃないからだろう。
私達は定期的に会う異性の友達。
囲いのように立ち塞がる関係の壁が、いつ崩壊するか、そしてそれは私からなのか、彼からなのか、まだ何も分からない。
別れ際、駐車場まで少し歩く私を心配してくれる彼。
大丈夫だよ、なんて強がりのような、関係性からしたら当然のような私の言葉。
言った瞬間の私は、どんな表情をしていただろう。
憂いを伴っていたのか、本当に気にしていないような素振りだったのか。
私には分からないけれど、実際は今とても寂しい気持ちがぐるぐると心の中を駆け巡っている。
一緒に居る時間はあっという間で、このまま時が止まれば良いのに、なんていつも願ってしまう。
隣に居るのがこの人で、楽しくて、幸せで、私は時間の感覚を忘れてしまっているようだった。
また誘うよ。
たったそれだけの事でも、私には救いの言葉になったから良かったけれど。
私はまだまだ彼に会いたいんだな、なんてまたしても思ってしまったのも、私の想いを助長させる事になっているけど、私はそれで困ったりなんてしていない。
彼の存在を改めて大事だと思えてる事は、私にとって幸せな事だから。
さっきさよならしたけれど、もう既に会いたいです。
そんなメッセージはやっぱり送れなかった。