さて、アンギオ検査です。


アンギオは私の勝手なイメージ、脳動脈瘤の場合、手術前に行うのが一般的だと思いますが、私の場合は、動脈瘤が造影剤MRIである程度明確だったので、先に手術(ステント留置のコイル塞栓)し、コイルが詰め辛かった、瘤の両端(ドッグイヤー)の部分をしっかり造影剤で見ることが、今回のアンギオの目的でした。


検査の前日15時に入院。

まずいつも通りコロナ検査をします(勿論陰性)。その後、1年ぶりに病棟へ行き、懐かしいですーと言いながらキョロキョロし、諸々の書類にサインしたり、前検査(私の場合、血液5本🩸・MRI・胸部と頭部のレントゲン)、除毛を行い、その日は終わり。


昨年1週間入院した際に苦労したのは夜眠れないことで、特に脳外だと夜中に叫ぶ人などもおり、今回は廊下側の部屋だったので絶対眠れないだろうと思っていたら、意外に21時くらいから眠く、奇跡的にある程度まとめて寝ることができましたぐぅぐぅ


ただ、病棟はやはり暑く、朝のぼせ気味で鼻血で目が覚めるという失態…メラメラ


さて鼻血で目覚めた2日目。

検査は10時15分からとのことで、10時から点滴とのこと。その前に、尿カテも入れるとのことで、今回最大の敵と認識(前回は、全麻中に管を入れられ、抜いた経験しかない)。


朝ごはんを食べ、顔を洗い、食後の缶コーヒーを飲み、トイレを終わらせ、あっという間に、前処置の時間真顔


点滴の針を右手にセット…注射系は私全然平気なので、針も見ていられるのですが、尿カテは無理…痛いと思いますが…と言われ、何事も経験じゃーと自分に言い聞かせ、いてぇ…と2回くらい言ったのかな、それで終わり。

感想は、痛いのが5割、気持ち悪いのが5割、入れて落ち着いてしまえば、あとは呼吸して力を抜けるかがポイントだと思います。虫歯の歯医者の方が痛い!ので痛さの目処に…。


これで前処置は終わり。


あとはまな板の上の鯉。

カテーテルの検査室に入る(ストレッチャーで運ばれる)と、X JAPANのTearsがかかっており(笑)BGMこれ?的な会話が聞こえ、絢香の三日月に変えてくれたので、検査技師の人かなぁ…にお礼を言う(笑)。


心電図、血圧計、パルスオキシがつけられ、カテーテル入れる部位の消毒。その後麻酔。麻酔も痛いのかなぁと心配していたけど、普通に皮下注射のようで全然痛くない。


いつ「メス」って言うのか期待していたものの、検査では言わないのかな?

気付いたら、腹の横?腰あたり?にグリグリという感覚が(痛くはない)。おお、なんか管が入り込んでいる!とわかる。ドクター曰く10cmくらいの管が入っているらしい。こんなグリグリ入れるのね。


その後、150cmくらいの細いのを入れていきますねー、とのこと。150cmってどのくらい長いんじゃと思っているうち、一瞬、瞼の裏辺りでパチパチと音がした(ような気がした)。


30分経ってないハズ。もう1.2mm?くらいのカテーテルが頭まで辿り着いたのか、あっという間に、造影剤の撮影。3回撮影中、2回目だけ少し長く、左目の奥(要は造影剤が流れているところ)に熱さと鈍痛。


それで検査は終わって挿入部位の処理へ。

圧迫止血されている間、腹式呼吸を意識して横隔膜を下げると、血がお尻の方につたーっと流れるのがわかり、そりゃ動脈切ってるんだから血はでるけど、圧迫とうい原始的な方法でなんとかなるって凄いなぁと思う。絆創膏貼って、バンドをぐるっと十字に巻いて、病棟の部屋に戻る。


早い。ここまで1hである。特段痛みもなかった(一番嫌だったのは尿カテだ)。11時くらいに処置を終え、14時半まで絶対安静。ただ、手術後の絶対安静にくらべたら、とても楽で…水分OK、食事もOK、NCUではなく病室。


やっぱり1時間で局所麻酔で終わるのと、全身麻酔で3時間くらいかかるのとでは、ダメージが全然違うってことなのね。


あと2時間ほど…足と腰が痛くなってきたけど、頑張ろう(ここで動かすと安静時間が伸びる)。


検査室でドクターから聞いたけど、コイル詰めた瘤に血流が流れ込むこともなく完治。明日から血液サラサラ薬も無し!とのこと。


これにて、1年に渡る未破裂脳動脈瘤との闘いも終了。


1年前に入院・手術した時も、脳外には色んなドラマがあるなぁと思いました。昨日まで元気だった人が急に倒れる、身体が言うことを聞かなくなる…今回の四人部屋の向かいのお父さん(推測)も、これまでリハビリ頑張って、今朝やっと足?指?が動いたらしく、もうダメだと思ってたのに…ここまで頑張って良かった…と、嬉し泣きをしており、私も反対の部屋でもらい泣き🥲


そして、気になる会計は56,000円くらい!高い!

これで、入院日額しか保障されなかったらどうしよう…。


このあとドクターからの説明や写真などの説明もあると思いますが、それはまた時間ができたらアップします。


これからアンギオ検査をする方や同じく未破裂脳動脈瘤と戦っている方の参考になればと思い取り急ぎアップいたします。


続く