【システムキッチン】

ドイツから1970年(昭和45年)代前半に日本に伝えられました。

70年代後半には国産メーカーも参入し、「システムキッチン」の
呼び名が生まれます。

「システムキッチン」の響きは、住宅のステータスシンボルとして扱われ、
80年代以降主婦のあこがれとなったようです。


実際のシステムキッチンは、従来のキッチンセットとどう違うのか、
次のようなことがあげられます。

(1)1枚カウンターで、レイアウトに柔軟性
(2)ユニットが部材化され、種類が豊富
(3)種々の機器がビルトインできる

以上の3点に、見た目も豪華ということも言えると思います。




DK、LDKスタイルの生活でありながら、いつも目に入る台所が
何か釈然としない気持ちを抱かせていたところへ、この豪華な
システムキッチンがすべてを解決してくれるように思えたものです。

一種の上等な家具とも思えますから、DK、LDKが立派な応接室に
なったような気分にしてくれます。


  出典:【建築・土木のことがわかる事典】ACEネットワーク著


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ちなみに、
国内で初めて多目的システムキッチンを開発した企業はwikipediaによるとクリナップらしいです。

クリナップという社名は1983年からで、同社開発の調理台、ガス台、流し台の三点セットを野球のクリーンナップに喩えたシステムキッチン「クリーンナップトリオ」がヒットしたことから、語感を揃えてから商標として採用、後に社名として採用されたようです。


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以上、ちょっとためになる話でした★

 アソシエ 細田