私はリアルタイム世代だが、特に熱狂的ファンだったワケではない。
なのに、ダビングしたアルバムのカセットテープがたくさん保存してある。
小学生から中学生にかけて、アイドル全盛期だったので、同級生の兄弟がアルバムを購入して、ダビングさせてもらったのか、記憶が定かではないが、ファンじゃなくても、みんなシングルA面どころかB面もアルバム曲も知ってるという正に国民的アイドルだった。
でも、クラスでも部活の仲間でもアルバム曲が話題になるってすごくない?
みんな特にファンでもないにも関わらず。
聖子ちゃんカット時代、可愛すぎだろ。
全然美人じゃないのに可愛い。と言うか魅力が溢れ出てる。
もうちょっと聖子ちゃんカット続けても良かった気もするが、20歳を迎える節目でバッサリカットして良かったのかな。
21歳過ぎると”アイドル”然と振る舞うのも扱うのも無理がある時代だったので、時間の国のアリス以降はちょっとアレなんだが。(本人が無理して背伸びしてる
21歳アイドル打ち止め思想は、山口百恵の置き土産でもあり、最大の罪であると思う。
ちなみに、松田聖子は歌がうまい(色々意見はあるだろうが久々に聞いたらかなりうまいぞ。てかリズム感がすごい
魅せ方がうまい、頭の回転が早いからトークがうまい、志村けんとのアドリブ入りコントがうまい、あのねのねとの絡みもうまい…などなど挙げたらキリがない。
(当時もコントうまいなあって感じてたし
アイドルのハードル上げすぎた松田聖子の罪は重い。
松田聖子は某番組で、21歳で結婚引退したいと言っていて、中森明菜はラジオで”22歳はもうオバさん”とヤケ気味に言っていて、ベストテンでの七夕の短冊に書いた”早くお嫁さんにいけますように”につながるわけですよ。
松田聖子は21歳でスイートメモリーズを歌い、中森明菜はタンゴノアアアアアアを歌っていて、やっぱ転換期だったのよ。
マスコミが山口百恵を意識させてたのもあるが。
松田聖子は全力で5年間アイドルやってきて、ファンのオファーに答えて答えて答えまくって、あそこで結婚休業しなかったら、どうにかなってたんじゃないだろうか。当時は子供で気づかなかった。
急いで神田正輝と結婚して、どうした?と思ったが、本当に疲れて疲れて休みたかったのかなあ。いくら強いと言われる松田聖子も、5年間それこそ1秒も休まず演じてたら、そら肉体的にも精神的にも疲れるわ。
23歳で結婚、24歳で出産、25歳で久々のシングル発表で本格的活動再開。
こうやって冷静に振り返ると、松田聖子って意外と保守的なんだな。
そうそう、松田聖子って色々な意味で優等生なんだよな。
ただコツコツ努力する姿を世間に感じさせない、と言うかその姿が似合わないという側面がある。
アイドルのプロであり、ぶっつけ本番のエキスパートだから。
与えられた豪華作家陣の歌の世界観を演じるのは完璧なのに、同じく与えられたドラマの世界観を表現するのは何で下手なんだろう。
多分、当時の歌って1曲3分くらいだし、短期集中型の松田聖子にはその短い時間で表現するのが合ってるのでは。
ドラマって、2時間とかあるじゃん。だから短いコントはうまいよね。
で、出産して育休取って職場復帰って、今じゃ不思議でも何でもないけど、当時は何であんなパッシングされたの?別に普通じゃない?この時点までは。
その後はバツ2になり、思春期の神田沙也加にとっては母親としてどうに映ってたのか本心は知る由もないが、世間で言われるほど育児放棄していないと思うなあ。
ねえ、ダーリン♡
瞳はダイアモンドは、本当は黒のタキシードのイメージ。
最後にドーン‼︎
これには勝てないでしょ。
可愛く魅せるのが本当にうまい。
ピンで束になってる48人跳ね除けられるわ。
今更ながら、松田聖子を振り返ってるが、
すげーよ。この人は。
松本隆曰く”向こう50年は出ない存在”は、あながち大げさじゃない。
コアなファンではないので、かなりの部分が自分勝手な妄想を占めている事をご了承ください。ねえ、ダーリン♡(しつこい