唯知

日記とゆ‐より
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初恋の人から手紙がきたよ

最近流行ってるから便乗

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初恋の人から優里さんへお手紙が届きました。
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優里、元気？
もうそろそろダイエットは終わったかな？今ごろ優里は理想体型になっていることと思います。
別れたくないおれに、優里が「別れても連絡するから大丈夫だよ」と言いつつパッタリ連絡が来なくなったあの日から、もう11年が経ったんだね。月日が流れるのは早いものです。

この手紙を書いたのは、特に用事や理由があるわけではないんだ。ただ昨日友達と会って優里の話題が出たから、ひさびさに思ったままでも何か書いてみようと思って。びっくりさせたかな。
あのころの付き合いを思い返してみると、かなり自分だけが空回りしていたなぁと思います。優里のほうがだいたいいつも余裕があって、電話できなかったり会えなかったりすると、なんだかんだとおれのほうが不機嫌になっていたなぁと。「好きな人ができたら言ってね」と言う優里の余裕が、やけに自分には痛かったものです。というか別れるのを推奨されていたような…。
そういえば、おれはともかく、優里にとっては初恋でしたね。最初のころの優里は、手をつないだときに手汗をびっしょりかいていたと思います。あれはなんだか、こっちも緊張しました（笑）。
まだ付き合い始めのラブラブだったころ、優里は「もう彼氏は人生に一人いれば充分」などと言っていましたよね。嘘つけと思ったけど、嬉しかったなぁ・・・。ま、結果を見てみても、完全に嘘だったけど（笑）。
全体的に言えば、おれは優里と付き合えてよかったと思っています。だいぶ自由人な優里に疲れたところはあったけど、おかげでかなり精神力が鍛えられました。
いろいろ書いたけど、おれは優里が大好きでした。これからも優里らしさを大切に、そろそろサインペンでアイライン描くのはやめて（笑）、新しい誰かと幸せになってください。
またいつか会いましょう。では。
P.S. おれと付き合った過去をみんなに隠しているって本当ですか？
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