【宇宙の話】時間の進み方の不思議(その3) | じろーさんのブログ

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余命半年宣告からの復活の様子、子供さん向けの宇宙の話、小さな小さな庭の片隅の畑、そして日常のことなど、いろいろ書いて行きます!

 またまた、前回の「宇宙の話」の記事から、ずい分間が空いてしまいました。

 久しぶりに、時間の進み方の話の続きを書きます。時間の進み方の話は、今回が最後になります。


 前回、はやく動くものの時間はゆっくり進むらしいことを書きました。

 このことから、たとえばものすごくはやいスピードが出せるロケットで宇宙旅行をして地球に帰ってくると、地球では何百年もたっていたと言うようなことになるのだそうです。

 まるで、浦島太郎(うらしまたろう)が竜宮城(りゅうぐうじょう)から帰ってきたら、この世は何十年もたっていたと言うおとぎ話と同じですね!


 では、これはどういうことなのでしょうか?

 地球からスーパー宇宙船に乗って、宇宙旅行にでかけることにしましょう。

 宇宙船の中が、地球にいる時と同じ重力(じゅうりょく)になるように、ずっとスピードを上げつづけて飛ぶと、宇宙船のスピードはこのようになるそうです。

 ・1年後  …秒速(びょうそく)21万kmくらい

 ・10年後 …光のスピードより少しおそいくらい

 ・100年後…光のスピードとほとんど同じくらい

 *光のスピードは、秒速30万kmくらい
  (1秒間に30万kmくらい進むはやさ)

 そして、10年後には地球から光のスピードで9年くらいかかる所まで、100年後には光のスピードで99年くらいかかる所まで行けるそうです。

 でも、100年後って言われてもこまりますよね!

 じつは、ここで10年後とか100年後と言うのは、地球での時間のすすみ方で、宇宙船の中の時間はもっとゆっくり進むのだそうです。

 ・地球での1年後  …宇宙船の中では11ヶ月後くらい

 ・地球での10年後 …宇宙船の中では3年後くらい

 ・地球での100年後…宇宙船の中では5年後くらい

じろーさんのブログ-タイムトラベル

 これなら、光のスピードでも240万年もかかるアンドロメダ銀河にだって、この宇宙船の中の時間なら14年くらいで行けるのだそうです。
(でも、地球ではその間に90万年もたっているらしい!)


じろーさんのブログ-アンドロメダ銀河


 何となく、ふしぎですね?


 ずっと未来には、こんな宇宙旅行が出来るようになるのでしょうか?


 でも、地球に帰ってきたら、もう人類はほろんでいたなんてことならいやですね!


*この記事は、「やさしくわかる相対性理論(ナツメ社)」を参考にしました。