◇お盆企画◇


【半径5メートルの幸せ】電子書籍の

『愛着障害』についてを公開します。

文章は執筆当時のものです


PDF書籍【半径5メートルの幸せ】岡田哲也著

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第2章 愛着障害の2つのパターン



ここからは愛着障害について

『我慢タイプの優等生』

『発散タイプの不良娘』

2つに分類して解説していきます。


この分類方法は

私が10年ほどお伝えしてきている

【感情の解放プロセス】に基づき、

様々な愛着障害についての書籍を参考にして

わかりやすいように2つに分けたものです。


心理学や精神科の

分析法とは違うものですので、

あらかじめご了承ください。


また、

本来人間を2つに分類することなど

出来ません。


このどちらの要素も

人間ならば持っているものですし

日によっても変わるものです。


「私はどっちかな?」と悩むのではなくて

「今日は私はこっちが40パーセント、

こっちが60パーセントくらいかな!」と

大体の感覚で掴むようにしてください。



1.我慢タイプの優等生



◇優等生の心理メカニズム


【抑圧】


幼少期の育てられ方は

我慢・抑圧・命令・アメとムチ

感情、喜怒哀楽を表現することを抑制された人

無邪気、無意味、無目的なことを禁止された人

感情と本音の抑圧パターン



【行動基準】


好きな人(ママ及び養育者)

権力者(ママ及び先生や上司)から

嫌われないように自分を抑え込もう



◇優等生がハマりがちなベキベキループ


大好きなママとは、子供にとっての

絶対的な権力者で愛されたい存在の象徴。

幼少期に満たされなかったその想いは

成長してからママに言うわけにもいかない。


その承認欲求や無価値感から、

先生、上司、など権力者の言うことを

自分を押し殺してでも素直に聞くという

同じ行動パターンを繰り返していきやすい。



しかし、

その自分を押し殺してでも

誰かから愛されたいという行動の前提には

寂しさや怒りなどのネガティブな感情がある


その感情を見ないふりをしたままに

どれだけ頑張っても、

またふとしたきっかけで寂しくなったり

怒りを覚えたりする。


そしてまた「いい子でいないと嫌われる」と

自分を押さえ込んでしまうという

負のループに突入していく。



◇優等生からリア充へ


もちろん社会で生活していくにあたって

指揮系統は必要なときもある。


しかしながら、

自己犠牲をやり過ぎたり、

自分の心と身体が悲鳴をあげているのに

他人からの期待に

応えようとしているのは本末転倒。



その人はママでは無いし、

ママが与えてくれなかった愛情を

あなたに与えてくれるわけでも無い。

自分自身の許容量を見極めること。


相手からのお願いに100パーセント

応えようとするのをやめること。


また、

優等生の人は寂しさや怒りなどの

ネガティブな感情や自分の欲求を

素直に出せなかった人がなりやすい。

(ゆえに酔っ払うと泣き上戸、

怒り上戸、ヤリマンになりがち)


まずは自分のことを振り返ってみて、

本当は寂しいのでは無いか?

本当は辛いんじゃ無いか?と

自分自身に問いかけていくことから。







◇優等生の恋愛パターン


自分のことよりも

彼の期待に応えることを優先し過ぎる。


自分の想いよりも

世間的な評価や家族友人からの

評判で人を判断することがある。

もちろん恋人の喜ぶ顔を

見たいのは自然なことだけど、


喜んで欲しい!という

ポジティブな動機では無く、

彼に嫌われたく無い!怒られたく無い!という


ネガティブな動機を

行動の理由にしているとしたら要注意。



自分自身の感覚に照らし合わせ、

心と身体にとって

無理のない関係性を築く練習が必要。



ダメンズメーカーに

なりがちなのもこのタイプ。


何もできないダメ男を恋人にすることで

「私がいないとダメなのね」という

自分の存在意義を確立しやすい。


共依存型の恋愛においては

被害者になりやすいパターン。


ただしそれが何年も続いて

我慢の限界にきたときに、

一気にネガティブな感情が吹き出しがち。


彼がいない間に夜逃げ、

いきなり退職、いきなり暴力、

いきなり出会い系にハマってヤリマン、と

今まで溜めてきた鬱憤を一気に解放すると

自分でも歯止めが効かなくなってやり過ぎる。


そしてほとんどの場合、

そのあとものすごく大変な現実が待っている。

(やるなということでは無いよ)


大切なことは

溜め込みすぎる前に

少しずつでも

自分の想いを認めていくこと。



「これくらいの不満なら別にいっか。」

「これくらいの我慢なんてみんなしてるしな。」


そういう小さな積み重ねが

やがて臨界点を超えた時に大爆発するから。



そして言われた相手は

「え?なんでこれだけでそんなに怒るの?」と

ますます人間関係がぐちゃぐちゃになりがち。



【半径5メートルの焼け野原】にする前に

少しずつ良い子の仮面の下にある

人間らしい自分に目を向けていくことが大切。




※優等生パターンは明日も続きます





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