4か月後、また奈良県内を旅していて、
予定外に時間が出来、大神神社を訪れました。
その日はたまたま、天長祭という祭祀がありました。
一般人も自由に参列できるということだったので、
三輪山へ登るか、参列するか、でとても迷い
昇殿して祭祀に列席させていただきました。
若い巫女さん達のお祓いの鈴振りを頭上に受けたとき
突然、はらはらと泣けてきました。
思い出しました。
わたしも遥か遠い昔に、
鈴振りをしていたことを。
巫女舞を舞い、
人々の頭上に神の恩寵を降ろすことが
わたしのこの上ない歓びでした。
ただ素直に神の前で頭を垂れて、
天意(あい)を受け取るだけでよかったのに、
修験者みたいに、山に登って修行をして
自力で何かを掴み取ろうとしてきた自分。
「もう修行はやめなさい、身体を労わりなさい」
と何度もガイドや天使に言われていたのに、
自分を追い込み体調を崩してからでないと
人に助けを求めることができなかった。
そんな頑な自分の前に
何度も顕れてくれたのは御使いのへびさんたちでした。
そういえば、ある講座で先生に
「あなたはどうしたいの?」聞かれたとき
「変わりたい」でもなく
「ヒーラーになりたい」でもなく、
瞬時に「脱皮したい!」と答てましたわ
わたし。