長谷川いくオフィシャルブログ「iku's wonderful life!」Powered by Ameba



都内のお気に入りスポットのひとつ

小雨の降る中、駒場東大前にある日本民藝館へ。



☑︎本館は木造瓦葺きの蔵造り

☑︎西館は創設者・柳宗悦さんの旧宅

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建造物だけでも見応えがあって

静かで心が落ち着く場所ですが、

加えて面白そうな企画展が開催中ということでお散歩してきました。

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☑︎企画展:近代工芸の巨匠たち 

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庶民の日常生活から生まれた#用の美 (うつわや染物)を文化として守る活動(#日本民藝運動 )を指揮した柳宗悦。その柳と同時期に活動した巨匠たちの名品が展示されています。

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柳宗悦が率いた民藝運動は、

イギリスでウィリアムモリスが率いたアーツアンドクラフツ運動に影響を受けている

と言っても、ウィリアムモリスが守ろうとした文化は貴族中心の高貴な暮らしの中にあった生活品の数々。

一方、柳は日本各地の庶民生活の中で生まれた"用いるため"の暮らしの品々の中に美しさと文化を見出した。

民藝運動には茶・侘び寂び・ケの美etc...に通じる日本らしさ、日本人らしさの本質があるように思います。

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現代は著しく画一化が進んで、私はそんな中で過ごしてきたので、民藝の品々も私にとっては"どこか特別"に感じたりします。

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丹波焼の里に近い場所で生まれ育ったので

実家にはやきものがたくさんありました。

20代半ばでワインを求めて外食するようになって

うつわやグラスが放つ印象が大きな個性として映り、居心地の良さや味わいにまでも影響しているように感じました。

おうちごはんの時にも、そんな色を添えたいと、都内のセレクトショップへ足を運んで民藝品といわれるものに触れた事を思い出します。


季節や気分に合わせて

ひとつひとつうつわを手に取って選び

グラスを選ぶ。

そうすると、その日の食事がぐーんと愛おしくなるんですよね。


初めは何が欲しいのかも分からずに

お店に入っては緊張してたな〜、、


取り入れて始めると、向き合う時間が楽しくなります。


最近だと、猛暑から急に秋雨が続き涼しいから肌寒くまで感じるような天候が訪れました。

気持ちが追いつかない中で、食卓の敷物を白や青が涼しげな染め物からアースカラーのウールのものにする事で、食事をしながら自然と秋を受け入れられたり。



貫入しやすいうつわや鍋は、経年変化に愛着が生まれます。


お酒を飲んでほろ酔い気分を楽しみながら食事を進めていると

ついつい洗う最中に割ったり欠けてしまう事もまあまああります。

そんな時は金継ぎをしてみて

また新しい姿で食卓を支えてくれる用の美に感謝をしたり。



私たち自身が経年変化する生きものですから。

同じように用途として生み出された地域性・機能性のある民藝品を日常的に取り入れる事で

自分のことを大切にできる、

ほんの少し時の流れを豊かに感じる、

そんな毎日を過ごしたいなぁ。


なんて事をあらためて考える時間になりました。






民藝から、日常の楽しみを綴ってみました。

ワインや日本酒、お酒好きな方と、ホームパーティーをしながら何時間でも語らいたい内容ですね💕