これは子供だけじゃなく大人でもそうですが、
自分がダメだった原因を他人や他の事柄にする人は
それ以上、伸びることがないように思います。
個別指導の仕事をしていると
学習に遅れのある子供たちがたくさん通ってきます。
その中から驚くような伸びを見せ
大逆転劇を見せてくれるような子供たちも出てくる反面、
全く伸びることなく終わる子供たちもいます。
そうした子供たちの特徴を見ていると
なんでも他の人や他の事柄のせいにして言い訳をする
という特徴が共通して見られます。
また、こうした子供の親までも
そうした傾向がみられることも多々あり
そうなってしまうと、ほぼ伸びは期待できないかもしれません。
時折、子供の教育以前に親の教育をしたほうがよいと
思ってしまうことも稀ではないことが口惜しく思います。
その子一人ひとりに合わせ
同じ先生が分け隔てなく教えていても
その結果が違うのはなぜか?
考えてみると、ここに原因の一つがあるように思います。
宿題をやってこないから、遅刻が多く約束を守らないから
いろんな理由が考えられますが、こうしたことにも繋がるだろう
最大の理由は、責任転嫁が当たり前になって身に染みてしまっている。
このことに尽きるような気がします。
大逆転をした子供、とても成績が良い子供
子供も親も共通して、ふだんから「ありがとう」の姿勢あり
なんでも自らが行おうとし、自らの責任でとらえています。
世間一般で言われている「人としての在り方」が
そのまま成績にも表れていると言って過言ではありません。
それは今目先の学校の成績向上や受験での合格だけではなく
その後の人生にも関わる姿勢です。
中には、他のことではキチンとしているのに勉強だけは
そうなってしまうということもあるかもしれません。
そのことについては、また後日お話したいと思います。