harutajin(作家)

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初めまして。
harutajin(ハルタジ)と言います。

あなたの日常にフィクションを。をコンセプトに軽く読めて長く楽しんでもらえる作品づくりに励んでます。

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僕は目が冷めた。

ここはどこだろう。

 

どこかの古屋のような所にいたので

そっと近くの扉から外に出た。

 

「...。」

 

僕は言葉を失った、。

 

見慣れた街並みではなくなっている。

 

あの家は?

店は?

道路は?

 

一体僕はどれくらい気を失っていたのだろうか?

 

ここはどこだろうか?

 

そして何より気になるのは、

家が崩れ、煙?霧?がうっすら立ち込めている。

 

空もどんより暗い。

 

今何時だろうか?

腕に目をやるが針が止まっている。

9時10分...。

 

おかしいな...

電波時計だから電池切れではないはず...

 

ポケットを探るもスマホも無い。

というより、持ち物が何も無い。

 

とにかくあたりを見てみるか。

僕はそう思い、足を踏み出した。。。

 


あの事件から4日目。

あれだけ世間を騒がしていた大事件も、次第に人々は日常に戻り、事件があったことを早くも忘れているようだった。中には今日知った者もいるようだが…。

テレビでは、ニュースは台風接近情報や、今日の占いがいつものように流れていた。

外に出ると雨が降りそうな雲ゆきだった。

駐車場まで歩き、車のドアロックを解除する。

そして助手席に乗ってもらい、眠い気持ちを抑えながら車を走らせた。
相変わらず可愛い横顔が助手席に見える。

10分ほどで到着し、
「またね」と声をかけ、車を帰路につけて走り始めた時、ソレはまたやってきた。

あっと言う間の出来事だった。
そう「隕石」だ。
2度目の隕石に僕は当たった。

そして、意識がなくなった。

隕石が落ちて3日目。

朝、僕は目が覚めた。
隣では、可愛い顔をした子がスヤスヤと眠っていた。  

ビビーィ。ビビーィ。と、その子の枕元から音がした。機械音は止まることなく鳴り続ける。

突然、その子は手を伸ばし機械音の元へとやる。
すると音は止んだ。

僕はベッドを降りて、静かに身支度を整える。
ボサボサの頭にキャップをかぶり、お気に入りの黒のTシャツにチェクマークのついたジャージを履いた。

水筒にいつもの茶色液体を注いで蓋をし、カバンにタオルと一緒に乱暴に詰め込んだ。

「眠いな。。」

そう思いながら、歯を磨き、鍵を取り出し、扉の外へと出た。

ムワッとした熱気と、元気よく鳴く蝉の声を背中に感じながら鍵を閉めた。

2輪付いたそれに跨り、顔に風を浴び始めた。

いつもの道を走り、信号を越えて、公園を横切り、そして止まった。

自動扉が閉まっていたので
セキュリティロックを解除し、中に入る。

涼しい冷気が体を包み、心地よいリズムの音楽を耳を通り抜けた。
目の前には、黒々とした物体がいくつも置いてある。人は誰も居ないようだ。

靴を履き替え、荷物を置いて、、、



さあ、トレーニングの始まりだ。

その日、僕の街には、大きな黒い石が落ちてきた。

それは「隕石」というもので、宇宙にあるものが地球の中に入ってきたそうで、大変話題になった。

号外新聞が世界中で配られ、各テレビ局、ラジオ局は、緊急特番。ヤフーニュースもトップの記事になり、Twitterはバルスを超えるリツイート数だった。撮影された動画が、youtubeでも急上昇1位になり、隕石ユーチューバーが早くも現れはじめた。

隕石はなかなか地球の中には入ってこない。
なぜなら、宇宙にあるものは宇宙に存在意義があるものなので、地球に存在意義があるものは、地球で生まれるからだ。


僕はちょうどその隕石が落ちた位置で、辞めたはずのタバコをふかしていた。久々のタバコは旨く、ふーっと息を吐いたところで…

あっという間の出来事だった。

あっ、と思った時には目の前が真っ黒になり気がついた時には…

2019年夏。作家、始めました。