今日は昨日読み終わった本を早速紹介。
湊 かなえの夜行観覧車です。
簡単な内容は・・・
父親が被害者で母親が加害者--。高級住宅地に住むエリート一家で起きたセンセーショナルな事件。遺されたこどもたちは、どのように生きていくのか。その家族と向かいに住む家族の視点から、事件の動機と真相が明らかになる。
彼女の作品を読むのは『告白』『往復書簡』に続いて三作品目なんですが
相変わらず独特の読後感・・・
面白くなかったとかラストが納得いかないとかではないのです。
この作品はそんなに突飛なラストでもないし全体的にも展開は濃いという訳でもないのですが
とにかく人の心理描写がうまい。
登場人物は”遠藤家”””高橋家””小島さとこ”
この三組の視点で描かれているのですが
全員のいいとこや悪いとこが出てくるのでつかめない。
普通なら読んでいて「この人はいい人なんだろうな~」とか「こいつは悪い奴だ」とか想像して、それが後から裏切られたりとかそんな感じなんですが。
この登場人物達はよくわからないというか・・・多分”リアルな人間”らしいのです。
あまり言うとネタばれになるかもなのですが・・・
全員根はいい人達なのです。
相手のことを思ってした事やしなかった事が相手には嫌な事だったり誤解されたり、自分の保身の為とか欲の為に行動したりとか
僕らも生きていればよくある事ですよね。
内容も突飛な話でもなく現実にありえてもおかしくない話しで、もし自分がその場面に遭遇したら同じこと考えたり行動したりするのかなと考えたりするとなんともいえない感じになります。
とにかくこの独特の雰囲気・・・彼女の作品は癖になります。
夜行観覧車/双葉社

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