1998年夏の甲子園、明徳義塾ー横浜の一戦。

 

横浜は、前日のPL学園戦で、延長17回250球を投げた

エース松坂大輔の登板を回避。

 

序盤に大量リードを奪い、明徳義塾6-0横浜という

展開でしたが、8回に横浜が4点を奪い

ぐいぐい追い上げていきました。

 

そして、9回。右腕のテーピングを外して、松坂大輔が登板。

そこで一気に流れが変わり、

ついに横浜が7-6でサヨナラ勝ちしました。

 

劇的な展開であり、今なお語られる高校野球の名勝負。

ただ投手の「これから」のことを考えれば、

やっぱり疑問が残ります。

 

 

今日の大船渡ー久慈では、

2試合連続の延長戦を制して、大船渡が勝利。

 

佐々木朗希選手をベンチに置いたまま、

勝利を収めたことに大きな価値があるのだと思います。

 

もちろん、久慈の粘り強い戦いぶりも素晴らしかった。

 

 

ベスト4が出揃い、

今年の夏の太陽劇場も、いよいよ大詰め。

最後にはどんなドラマが待っているのか、

楽しみにしたいと思います。

 

(副編集長 菊地健二)