土曜日、花巻市の花火大会に行ってきました。

 北上川の土手にござを敷いて、枝豆をたべたべ。

 花火大会というものを久しぶりに見たけれど、ずいぶんハイカラになったなりましたね~。

 カラフルなライトで花火の煙で演出し、4部構成に分けて、それぞれにテーマを持たせたバックミュージックとそれにあわせた花火の打ち上げ。

 すっかり堪能させていただきました。

 人出も混雑するほどではなく、かといってさみしいというほどではなく、程よい感じ。花巻市は人口が約10万人。これくらいの規模ってちょうどいいのかもねと、小さい頃は花火の思い出といえば、満員電車と、満員電車のような土手までの道行という私にとっては、ほんとうによい花火大会という思い出が出来ました。

 2歳と4歳のこどもたちにとっては、これが、花火の思い出になるんですね。

 花火って、札束が燃えていく~っていうようにも見えるけど、ふるさとの思い出として、きっと戻ってくるよね。そんな風にもってしまうくらい、若いカップルが多かった・・・。


 そして!日曜日ですよ~。高校野球。

 残念ながら残念でしたが、この夏を楽しませてもらいました。

 ドラマをみさせていただきました。ありがとう。ありがとう。



おばあちゃんの背中-いも・・・


 我が家の芋ほり・・・。実際に掘ったのは1ヶ月も前ですよ。もちろん。いまは、大根の芽が出始めています。でも、芋ほり、ちょっと時期が遅くなっちゃって、すでに根っこ出始めてました。ご近所さんが「ちょっと!そろそろ掘った方がいいよ~」って教えてくれて。教えていただいてありがとうございますです。

 今日は、東北は秋晴れ。青空が、日々高く高くなっていきます。

 空高く、○肥ゆる秋・・・。丸にはお好きな言葉をお入れください。

 秋は、やっぱりいいね。ちょっと物思いたくなる感じも、好きです。

 日常じゃない、私のものではない情感が、どこからかすべりこんでくる気がします。



 増築分の棟上が終わった途端に同じ班の世帯からお酒が続々と届いたという話の後日談。


 一体、どうお返しをしたらいいのか分からなかった。

 ので、以前住んでいたところの隣のばあちゃんに聞いてみた。

 「こっちでは、振る舞いをするねえ」


 どうやら、振る舞いというのは、自宅にみんなを呼んでご馳走を食べてもらうことらしい。


 「ええ!?だって、12世帯が入る部屋なんてないよ?」

 「お座敷があるだろ?」


 ある・・・確かにあった・・・。


 今の家も案外古風なつくりになっていて、昔ながらの家と同じく西側には田の字づくりといって、和室が3つふすまで仕切られた部屋となっている。(本来なら4つ?) 奥座敷が6畳、南側が8畳、さらに家の中央に位置する部屋が6畳だから、ふすまをはずすと20畳の部屋になるのだ。


 しかし、そのうちの南側8畳は私の仕事部屋としてふすまは壁にして、本棚をたくさん入れちゃった。

 現代の生活で、ふすまの仕切りというのはなんとも心もとないような気がするものである。しかし・・・そういう意味があったのか~~~!!

 

 途方にくれていると、ばあちゃんは、こうも教えてくれた。 

 「まあ、こっちでは、本家に相談に行く。そっちにもいるだろう?集落の本家が」


 集落の本家??

 いる・・確かに。


 正式に「集落の本家です」って教えてもらったわけではないけれど、我が家が住み始めて、集落の人に紹介をするのに、近所の人が「本家さんから、班長さんに、みんなに紹介をして歩くようにとお願いをしてもらわないとわねんだ(訳:だめなんだ)」といっていたことを思い出した。


 で、ばあちゃんがいうには、手ぶらで行かずに、必ずお酒を持っていくということだった。


 なので、1升瓶とちょっとしたお菓子を抱えていってみた。


 「こういう場合、どうお返しをしたらいいものでしょうか?」

 「ここら辺では、手ぬぐい1本、タオル1本お返しすればいいのよ」

 「そうなんですか~」

 「でも、みんな本家さんに相談に行くんだけどね」

 「はあ・・・。本家さんはみんな違うんですか?」

 「そうだね、集落のそとに本家さんがある人などもいるよ」


 でも、うちはないし~~~。まあ、でも、お酒も受け取ってもらったし、まあ、いいか。


 と、ようやく事態の顛末が見えて、ほっとして返って来た私でした。


 郷に入れば、郷に従え。郷を知り、それに従うことは難しい。

 でも、振り返ってみれば、おもしろいことでした。

 


 おばあちゃんの背中-なくなく もうすぐ2歳になる息子。眠くて不機嫌に泣き突っ伏す。

 う~ん。こういう子、今でもいるんだ~。なんて、ほのぼのと見ていたりして。

 もう少し前のことになりましたが、我が家の敷地内の畑を耕し、畝を立てました。

 いつもは彼にお願いをしていたけれども、この時期本業(米作り)が忙しく、時間も取れないので、私がお隣さんに耕運機の使い方を教えてもらって耕しました!

 すごい・・・楽しかった・・・。

 草っぱらがどんどんふかふかの畑に変身していく感じ。一気にやってしまいました。

 それから、鍬を持って畝たて。これは、一気には行かなかった。結構しんどくて、汗だくになりました。

 しかも、あらら・・。なぜかくねくね。振り返ってから「あら~」って思ったけれども、

 彼は「かわいいじゃん、わざとやったのかと思った」と言われ・・・。

 そう言われてみれば・・・かわいい・・・。まるで我が子のようです。


おばあちゃんの背中-うねうね?


これからは、雑草との戦いとなりますが、今はとりあえず、この気合のなさに日々癒されています・・・。