南半球からおはようございます爆笑




今日はEczema (湿疹)のウェット・ドレッシングについてです。日本でもアトピー性皮膚炎ですことはあるようですが、わたしはオーストラリアで初めて見たので、全身包帯で巻かれた状態のキッズに衝撃を受けました。様々な病気の子が来るうちの病棟、皮膚科もきちゃいます。


Wet dressing とは?

Wet dressings can be applied to your child’s skin when they are experiencing an acute episode of eczema.

Wet dressing は急性の湿疹がおき、ステロイドの塗布だけではコントロールができないときに行います。体の一部にだけドレッシングすることもあれば、全身することもあります。短期間であれば、病院やHITH(Hospital in the home)でドレッシングをすることもあります。


Wet dressings cover and protect the skin from the damage caused by a child’s scratching. The application of cool linen can provide relief from the heat and itching sensation of eczema as the water from the linen evaporates. The wet dressings also help to hydrate the skin and enhance the absorption of moisturisers and topical corticosteroids. 


1番の理由としては、『子どもが痒くて引っ掻くのを予防する』カバーとしてドレッシングします。また、冷たい、濡れた布でカバーすることで痒みを抑える効果もあります。さらに、保湿剤やステロイドの吸収を高めます。

※ 出血している箇所、傷ついた皮膚にステロイドを塗布することで子どもを傷つけることはほぼありません。


1、物品準備(リネンやテープを全て切っておきます)

2、お風呂に入れる

3、ステロイド塗布(湿疹がひどい箇所だけ)

4、保湿剤塗布 (これは全身に)

5、お湯で濡らしたリネン(ベッドシーツを切って準備したもの)をアプライする。ぐるぐる巻いて、茶テープで固定。

6、包帯で上から保護

7、さらに上からtubifastで保護。
うちは点滴カニュラを保護するときに使うソックス(と呼ばれるもの)で保護します。


8、顔や頭にも必要な場合はドレッシングして、おわり。





見た目はミイラのようにぐるぐる巻きにされてしまうので、子どもは泣いて嫌がることが多いです。ドレッシング交換(頻度はドクターが決めます。8時間おきから、徐々に1日1回にしたり。) のときは2人がかり。ちょっと大変ですが、終わってしまえば痒いところを引っかけないので、いい予防にはなっていると思います。




Fumi




クリスマスプレゼントで1番嬉しかった、ロンくんママからのラベンダーサシェ。枕元に置いて眠るといい香りがしてよく眠れます。(ロンくんパパもこれで眠っています笑) オシャレおねがい