シンパチです。

戦前の日本は、障害者や認知症の人の面倒を見ることが難しいので、隔離するというやり方をやっていたんだと思います。

たぶん、これは日本だけでなく、全世界的にもほぼ同じような状況だったと思います。

一番最初に障害者を手厚くしたのは、アメリカだったのではないでしょうか?

たぶん、それは、アメリカがベトナム戦争の真っただ中の時、戦地で重症の怪我負った兵を手厚く扱わないといけないと思ったからです。

日本にまだ障害者専用の駐車空間がなかったころ、アメリカに行った時にありました。

その身障者専用駐車場に駐車をすると、重罪になると聞かされました。

そんな中、日本も障害者、認知症を保護する法律も作られ、介護する方向になりました。

しかし、高齢者は増え続けるし、少子化で子供は少なくなる一方。

それにまして、介護が必要な高齢者が増える一方。

こういった状況の時の介護とは、とにかく手厚く介護するという方針でした。

これって良いことのように聞こえますが、実は自分で出来ることまで介護してしまうとそれすらできなくなってしまいます。

なので、高齢者には、出来ることはなるべく自分で出来るように活動してもらい、いつまでも続けられるようにがんばってもらう。

出来なくなったことだけを支援するという体制になりました。

すべてを介護するということは、”自分は何も出来ない”という後ろ向きの気持ちになってしまいます。

が、”自分には出来ることがある”と思うと、物事も前向きに考えるようになります。

介護の世界は良い方向に進んでいっているんだなと思いますね。