シンパチです。
私の周りにも高齢者は本当にたくさんいます。
そして、高齢になればなるほど痴呆が進むというのを感じます。
そして、頻繁に会っていれば会っているほど、気が付きにくいものです。
もし、久しぶりに会ったりすると、以前との格差がはっきりしているので気が付くと思います。
しかし、頻繁に会っていると、その差がほとんどないので、徐々に進んでいる痴呆が分かりにくくなります。
そして、この痴呆が気づきにくいのには、ひとつ理由があります。
それは、昔のことに関しては、高齢者は本当によく覚えているからです。
覚えていないことは、近頃のこと、特に今日のこと、今のことを覚えていません。
今日が何日、何曜日が分からない場合が多いです。
今朝何を食べたか、昨日何を食べたかというのも分からなかったりします。
また別の高齢者とクイズ番組を見ているときのこと。
その高齢者は、漢字や地理のことを本当によく覚えています。
しかし、そのクイズの答えを私が答えた内容を覚えていませんし、自分が言った答えも、何度も答えます。
つまり、今言ったこと、聞いたことが覚えられないわけです。
そして、高齢者がよく勘違いすることに、事実と自分の考え、思い込みを混同させてしまうということがあります。
今聞いた事実よりも、自分の思い込みのことを事実だと思ってしまう傾向もあったりします。
しかし、そういった場合も、常に正すのではなく、返事をしてあげる、同じでも何度も答えてあげるというのも大事です。