シンパチです。

私が、アミューズメント業界に入った当時は、まだ、ファミコンも発売されていなく、ゲームセンターのみのビジネスでした。

ファミコンが出たくらいから、ROMのみ交換のマザーボードシステムが主流でしたが、その前までは、ゲームごとにハードの設計を行っていました。

ハードの作成も、基板にICをソケットに入れ、図面通りに、ラッピングと呼ばれる配線を巻き付けるやり方で作成していました。

しかし、人間がやることですから、その配線も間違いがたくさんあります。

なので、シンクロスコープと呼ばれる波形を見る装置で、その波形が正常な動作をしているか、または配線とにらめっこして、不具合を探すという超大変な作業を行っていました。

時には、ICを触って、熱くなっているところが怪しいとかという原始的なやり方もありました。

とても、大変な時代だったと思います。

今では、図面もパソコンで起こして、その信号が正常化どうかまで、アプリが判断しますので、いきなり基板化まで、行えるようになっています。

下手をするとICまで、パソコンでチェックのみで、起こしたりする時代になっています。

何が言いたいかというと、つまり、半田付けやラッピングが得意だった人というのが、必要なくなったということです。

これは、IT系だけでなく、あらゆる技術にも起こってきている状況です。

昔重宝された技術が、コンピュータのおかげというかせいで、必要なくなっていると現状があるわけです。

技術だけでなく、必要なくなった業種も、これからは増えてくるでしょう。

自分の仕事が未来永劫あるかどうかというのは、冷静に見ておく必要があると思います。