シンパチです。

製品をリリースする場合、最終工程として、品質管理の業務が発生します。

本当であれば、すべての製品を全行程でチェックすることが望まれますが、そんなことは時間的にも、コスト的にも、ほぼほぼ不可能ですよね。

そのため、商品を抜粋してチェックする、チェック項目を減らしてチェックするなどになってしまいます。

勿論、この作業は、1円も生まない工程ですので、コストカットの場合、一番に目を付けられることが多いです。

しかし、これは、会社の評判や信用のための、最終機関なので、重要な立ち位置でもあります。

そのため、大会社でも、営業や開発、総務といったものとは分けて、特別なポジションとして、社長直轄にしているところも少なくありません。

この最終機関が、リリースを拒否したら、製品が出せないくらいの立ち位置でなければいけないので、それだけのポジションとなります。

せっかく素晴らしい商品を作っても、不具合があったり、不良品、部品不足などがあったら、クレームどころか、事故につながることだってありますよね。

デジタル商品であれば、そのデジタル自体に問題がなければ、CDのプレスや梱包だけに気を付ければ、よいかもしれません。

また、その商品が自動車のような人命にかかわるものなのか、はたまた、玩具のような子供がどのような使い方をしても大丈夫にする必要があるのかなども、それぞれの会社で考えなければなりません。

そして何よりその品質管理の長は、社長や営業が無理強いしても、ダメなときはダメという勇気が必要です。

小さな会社では、意外とおざなりになってしまう品質管理に関しては、商品の最後を担う大切な部署だということを意識して、重要視しましょう。