シンパチです。
私が、学生時代の友人に電気マニアがいて、モーターなどを自分で作っていました。
基盤を購入し、トランジスタや抵抗、モーターなどを、半田付けをして作成するわけです。
確か、彼は図面を見ながら、作っていたのではないかと思います。
大学卒業し、卒業してからは、IT系の会社に就職しましたから、電気回路の配線なども、自社で行っていました。
就職してみて、ラッピングというものを知りました。
ご存知ないかたのために、どういうものかというと、ICや抵抗などをソケットに刺して、それそのソケットに配線をドリルのようなもので、巻きつけるんです。
図面を作成したら、新人がこのラッピングの作業を行って、テスト基盤を作るわけです。
しかし、今は、このような作業は必要なくなりました。
というのも、パソコンに必要な入出力を入力すると、それに必要なICの配線を自動で作ってくれるのです。
もちろん、シミュレーションテストも可能です。
で、できた図面を基盤屋に発注すると、完成系の基盤が、いきなり出来てくるわけです。
テスト基盤などは、必要ないわけです。
便利な世の中になったわけです。
企業にとっては、ありがたいことです。
時間とコストを、最小限に抑えることが、出来ますからね。
しかし、趣味でとか、自前でとかで、気軽に出来ていたことが、出来にくくなっているというのも、事実です。
ちょっと思いついたことを、試してみるというのに出来たことが
近頃では、パソコンとその発想をシミュレーションするソフトウェアなどを購入する必要があり
いきなり、お試しではなく、商品ベースのものが出来てしまうというのは、どうなんでしょうね。
おもちゃのような、子供心をくすぐるような、試行錯誤がしにくい時代になってきたのかも、しれません。