シンパチです。
私は、若いころ、ゲームの開発に携わっていました。
最初の会社に入社した当時は、まだ、携帯はおろか、家庭用ゲームというものもありませんでした。
つまり、ゲームセンターに置いてある、テーブルや筐体のゲームの開発です。
そして、今ほどハードウェアというものが、流通されていなかったので、1つゲームを作るとなると、ハードウェア、筐体、筐体のメカというものまで作る必要があったわけです。
しかし、時間的な問題もあるので、ハードウェアが完成してから、ソフトウェアを作るなんてことをしていたら、いつ終わるかなんて分かりません。
なので、すべてを同時に開発していました。
ソフトウェアはソフトウェアで選考してプログラミングし、ハードウェアの試作版が出来るとその試作版で、動作確認をする。
そこで、ソフトウェアだけでなく、ハードウェアの不具合も見つかり、お互いに修正していくという作業です。
もちろん、デザインやサウンドも同時進行です。
デザインも、ゲーム内のデザインだけでなく、筐体のデザインも、ゲームに合わせて作っていたりしました。
そんな原始的な開発方法だったので、不具合の嵐です。
しかし、その不具合がアイディアになって、実はこの間違いがこんな効果を生むという発見が、あったりするわけです。
人間考えられることって、限界があるものです。
意図していなかったことを間違ってしてしまい、それで、新しい発見があるという面白い現象です。
何が言いたいかというと、新しいことに挑戦すると、目的としていたものだけでなく、他にもいろいろ興味ある発見があるということです。
セミナーや教則本で、いろんなことを学ぶのは大事ですが、実行しないと、何も結果を生みません。
是非、興味のあること、やってみたいことは、まず実行するということを心がけましょう。
p.s. 反対に、絶対にやってはいけないことを見つけたりも出来ました。