シンパチです。
もう20年くらい前の話ですが、ある会社で超小型カメラの開発を行っていました。
ライバル会社との競争で、とてもタイトなスケジュールでの、開発でした。
ライバル社がリリースする前に、発売したかったので、テスト期間もほとんど惜しんでのリリースでした。
そのカメラは、乾電池を入れて使う仕様になっていました。
ところが、リリースした後に、ある特定のメーカーの一部の乾電池の形状には、でっぱりがあることが、判明しました。
超小型に作っていたため、乾電池の収納も最小限に納まるような設計でした。
そのため、その特定の乾電池では、そのカメラに納まらなかったんです。
そのメーカーの電池は、大手メーカーの製品でしたので、改良を余儀なくされてしまいました。
競争の厳しい業界では、ライバル社より、早く製品化するというのは、必至です。
しかし、しっかりした製品チェック機構もなければ、今回話したような失敗は起こってしまいます。
製品化に向けては、このあたりのチェック項目も、開発サイドで前もって上げておくことが、必要ですね。
p.s. ハードウェアのみに関わらず、ウェブ系のサイトも、ブラウザによって、正確に表示されないものも、あるので、そのあたりのチェックも行う必要があります。