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いろいろ感想文

読んだ本、観た映画について勝手気ままに綴ってみます。

お盆休み最終日。


帰省先から昼には戻り、

夜をどう過ごそうかと考えていて

久々に映画を観ることにしました。


深津絵里が賞を取ったし、

音楽を久石譲が担当しているのもあって

気になっていました。

『悪人』


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深津絵里が受賞したけど、

私は妻夫木の演技がすごいと思った。


この映画を撮っている間、

おそらく妻夫木は、

相当この主人公になりきっていたと思う。常に。

でないと、あんな寂しい目をできない。

なんというか…作りものじゃない感じがした。


ストーリーは、簡単に言うと

出会い系サイトで知り合った女性を殺した犯人の逃亡劇。

でも、関係するさまざまな人たちにスポットが当てられながら

話は展開する。


殺した犯人を育てた祖母

殺人事件の引き金となった若い男性

殺された女性の親

犯人である男を捨てた母

そして、犯人と共に逃亡する女性。


もちろん、犯罪者は男(妻夫木)なんだけど、

登場人物のストーリーを観ていると

だれもが悪人で、

でもだれも悪くないような気もしてくる。


みんながさみしくて、

なにかにすがるように生きている。


殺された女性の父親のセリフに

「大切なものがないヤツが多すぎる。

“もう何も怖いものはない”と言って

それを強さだと勘違いしているヤツが多い」

みたいな言葉があって。


心にチクっと刺さりました。


「大切なものは何か」と問われたときに

自分の中に答えがあったら、

たぶん寂しさに心が支配されることなんてないんだろう。


私は、寂しくてどうしようもないような思いをしたことはないけれど、

自分の大切なものが、いまだにハッキリ見えずにいる。

“これを失うわけにはいかない”くらいの

守りたいものが見つかれば

深津絵里が演じていた女性のように

どこまでも強くひたむきになれるんだろうな。


…と、なんだかつらつらと勝手な感想を書いてますけど。


樹木希林の演技もすごかったなぁ。

ちょっとした動作まですべて、

田舎のばあちゃんを研究した感じだった。


それと、特に序盤のシーンには

不安になるくらいの日常のリアルなカットが差し込まれていて

感情を煽りかたが効果的だわ~と思って見てました。


話は分かりやすい展開なので

観やすい映画ではあります。


女の人だったら、映画の中の妻夫木を抱きしめたくなるかもしれません・笑