ある日のこと。 


夕食の途中で、次男がぽろっと言ったの。 


 「そういえばね、副校長先生、転校したよ〜!」


 来たのか?行ったのか?気になる、、、、 


 とにかく気になるから聞いてみたのよ。 


 「そうなんだー!新しい副校長先生、どんな人なの?」って。 


そしたら、次男がニコニコして即答。


 「うーんとね、女優っぽいおじさん。」 


 ん?“女優”と“おじさん”って、

 同じ文にいていい人たち!? 


 しかも、次男の発音が完璧にナチュラル。 


まるで「犬っぽい猫」みたいなノリで発言。 


 一応確認しとこうと思って聞いてみた。 


「それってさ、美人ってこと?キレイなの?」って。そしたら次男、首をふりふり。 

そして堂々と、こう言ったの。 


 「ちがうよ。ふつうのおじさん。」


 いや、そこは揺るがないんかーい! 


女優感ゼロどころか、マイナスに突入!? 


 そしてさらに情報を求めて聞いたの。 


「じゃあ誰に似てるの?」って。 


 次男、ちょっと考えてから、真顔でこう言った。 


 「えーっとね、ハゲで、ちょっとだけおなか出てて、メガネかけてる、おじさんの芸人。」 


 説明、ぜんぶ“おじさん”から離れない!! 

ていうかもう、“女優”は地平線の彼方。


 で、ようやくピンときて聞いたのよ。 


 「……いもあらいざか係長?」


 すると、次男、満面の笑みで即答。 


 「それーーー!!!」 


 ということで、新副校長先生は、

 次男の中では“女優みのあるおじさん”という、

ジャンルの新境地に立っておられます。


 私たち大人の言葉じゃもう追いつけない。 


子ども語録、おそるべし。


いもあらいざか係長


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