闘牛は約2時間行われます

3つのチームに別れて演技をしますが
1チームはマタドールを筆頭に6名で編成されていました

1チームは2回ずつ演技を行うので
6頭の牛が倒れることとなりました
$バレリーナが教えるバレエのコツ~井脇幸江バレエスタジオ


「カポーテ」と呼ばれる表がピンク、裏が黄色のマントをひらつかせた演技から始まり
馬に乗った「ピカドール」が槍で牛にダメージを与えます
そして飾りのついた2本の銛を両手にした「バンデリリェーリョ」が
非常にスリリングな動きで牛に近づき襲いかかります

そして最後に真っ赤な「ムレータ」を持ったマタドールが
1対1で牛と向き合います
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始めは、牛に槍や銛が刺さる度に
ドキリとし、胸が苦しくなっていましたしょぼん

でも、繰り返し見ていくうちに演技の流れを知り
それぞれの役割を理解するようになってくると
闘牛士たちの動きが「古典的な所作の美」に見えるようになってきました


闘牛士と牛の呼吸が合った時
「オ・レー!」と声をかける観客
その瞬間を白熱しながらも静かに待っています
$バレリーナが教えるバレエのコツ~井脇幸江バレエスタジオ


仕留めの剣を突き刺した後、牛が息絶えるのを見守るトレアドール
どんな思いで牛を見つめ、最期を見届けているのでしょうか…
$バレリーナが教えるバレエのコツ~井脇幸江バレエスタジオ


声援を浴びながら、自分たちの出番を終えて退場するマタドール
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演技の終わる夜9時少し前
やっと夕日のような日差しが闘牛場を包んでいきました
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全ての演技を終え
1チームずつ退場していきます
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牛を苦しめること無く、鮮やかに仕留めたトレアドールに対しては歓声がアップ

牛をなかなか仕留められなかった者に対しては
ブーイングやヤジ、クッションなどが投げ込まれていました…

1人の発する声がとてもクリアに響く闘牛場
「ヘイヘイヘイ」という闘牛士の声
鼻息が荒くなっていく牛の息遣い

観客が闘牛士をあおり
闘牛士が牛を挑発し
牛はひたすらに目標に向かって突進していく…

まだ上手く言葉に出来ませんが
想像していたよりもずっとドラマティックで
目の離せない、興奮と集中力のいるものでした

スペインを訪れる事があったら、
女性も怖がらず、闘牛は是非観てもらいたいなと思います星空