民生委員とは、
国から認められた
その地域の相談役のような人である。


私たちは、
その地域の事に詳しいという
その民生委員の方の家を訪ねた。

 

民生委員と出会う

その方は、家の前で待っていてくれた。
先ほど声をかけた方が
予め連絡をしてくれていたようだった。

少しご年配の女性は
私たちを笑顔で迎えてくれた。


そして、おどろく話を聞く。


 

ツヤさん

その民生委員の方は
最後に岩口の家に住んでいた人物と交流があった。

その人は勝見(かつみ)ツヤさんと言った。

元々岩口ツヤであったが、
嫁いで勝見姓になり、
旦那さんと死別した後に、
田布施の地に帰って来て
晩年を過ごしていたという事だった。

最後はお風呂場で亡くなっていたらしく、
ご近所付き合いをしていた
この民生委員の方が家を訪れた際
家から反応が無いので
近所の男性にお風呂場を覗いてもらい
発見したという事だった。


父もこのツヤさんと生前に会った事があるらしい。
ハキハキとしたしっかり者という印象を持っていた。


勝見ツヤさんは、
省三郎さんの家系図によれば、
父からみて3代前の夫婦の次女にあたる。
昭和62年に亡くなっているとあった。