深く
「もしも僕らの言葉がウイスキーであったなら...」(『もしも僕らの言葉がウイスキーであったなら...』)
刹那に交わす言葉。そのどれもが時の洗礼を受けているのならば、そこにはどれほどの深い愛が残されるだろうか。
「時は流れない。それは積み重なる」(秋山晶)
つまりはそういうことなのだろう。
領域
「大丈夫です。ありがとう。ちょっと哀しくなっただけだから。」(『ノルウェイの森』)
平気なわけじゃないんだよ。でも、どんなに楽しい事があっても、どれだけ優しくされても、哀しさを消すことは出来ない。
哀しさは過去から滲み出るものだから。
過去の気持ちは未来や今が何かを解決してくれるわけじゃない。過去は結局、過去なのだ。
いつか、積もり続ける過去に埋もれていくのを待つしかないのだろう。
「たくさん」ということ
「あんまりたくさんありすぎるのものを見ると、人間は不思議と悲しくなってしまうんだよ」
by『哀しい予感』
かつて、自分が幼かった頃、ある人は言った。
「その日、世界のどこかで死んでしまった人がその夜、星になるんだよ」
きっとこういうことなのだろう。