渡辺 淳一さんの『孤舟』、重松 清さんの『定年ゴジラ』、
藤沢周平さんの『三屋清左衛門残日録』、南木 佳士さんのエッセイ、
定年を迎えた後をテーマにした著作の数々
それらを読んでいて、こちらにしみとおってくるのは
『寂しさ』だ。
主人公たちは、定年を迎え、会社(組織)から完全に離れ
さまざまな場面で『寂しさ』を感じる。

その『寂しさ』を投影して自らを省みる。
こと金銭面に関しては、主人公のような悠々自適な日々はまだ先だ。
年金が出るまではあと数年あるし、
それまで生活費を稼ぐためにも、
会社(組織)とまったく縁が切れてしまうわけにもいかない。

けれど、同世代でも企業年金が出ている人もいるし、
こと定年後の会社(組織)との付き合い方も、人さまざまだろう。
そう思えば『寂しさ』も、また人さまざまなのだろう。

そうして、また著作の中の主人公たち、
『寂しさ』と同時にまた『新しいことを始めよう』ともする。
『新しいことを始めよう』も、また人さまざまなのだろう。

そんなことを一緒に『語って』
そして一緒に『新しいことを始めたい』
昔盛んだったシニアの再就職支援のための『ジョブクラブ』のようなもの
そんなことをしたい、今そう思っている

こんなことやってます。