2023.7.28(金）箕冠山・根石岳・東天狗岳

　　慢心と油断で全身びしょ濡れに！

　　桜平中P7：00ーーー夏沢鉱泉7：48ーーーウォーレン小屋8：42ーーー箕冠山9：30－－－根石岳9：48ーーー10：26東天狗岳10：44ーーー根石岳11：06ーーー11：17箕冠山11：57ーーーウォーレン小屋12：25ーーー夏沢鉱泉13：05ーーーP13:33

　（歩行時間5：26　休憩時間1：07　計6：33）

　箕冠山（みかぶりやま）　2,580ｍ

　根石岳　　　　　　　　　　　2,603ｍ

　東天狗岳　　　　　　　　　2,640ｍ　（西天狗岳は2,645.8ｍ）

　直前まで、観音平から権現岳に登ろうと考えていた

　①狙いは岩場に咲くシコタンソウやクロユリの花目当てだったが、周回するとかなりのロングコースで下山コースが長くて飽きちゃうんだよな～と悩む日々

　②もう一つは、以前歩いた船山十字路から赤岳の周回コースだが、こちらは山小屋予約をしなくてはならないので面倒だ・・・ロングだけでキレットがミ魅力なんだよな～

　③そこで、浮上したのが桜平から東天狗岳往復コース

　結局、このコースが一番短いので桜平コースに決定

　このコースは2011.7.23に歩いているが、その後は歩いていないと思っていたのだが、帰宅後自分の履歴を確認すると2019.8.17に同じコースを歩いていることが判明した

　全く記憶が欠落しているのだ（認知症の検査が必要かも・・・・あ～やだやだ）

　桜平の駐車場は（上）（中）（下）と整備されており（中）の駐車場のキャパは60台

　トイレもありとても利用しやすいのだ

　（下）の駐車場は遠いのでそこから歩くのは大変そうだ

　平日ということで朝も下山時も余裕のスペースだった

　桜平への道はダート道で普通車だと走りにくいが、美濃戸のダート道と比べれば、お腹をこすることもないので問題ない

　ここへ来るとブロ友さんと横岳へツクモグサを見に行ったことが思い起こされる

　（一人静かに・・・思いをはせることにしよう・・・）

　さて、登山準備をしていると帽子が入っていない（あれ？忘れたかな？）

　最近の日帰りハイキングでは軽量化を考え、合羽やお湯入りボトルなどを外し、ザックも小さいザックで歩いていたのだ

　今日はいつもの高山用のザックに詰め替えたのだが、全て忘れてしまっているぞ・・・

　暑くなりそうだが仕方ない

　帽子なしで歩こう

　その代わり日除け対策クリームはしっかり塗っていこう

桜平出発7：00

　幸い桜平名物アブ攻撃にはさらされることはなかった

　入り口ゲートはすぐ近く

これは何の花だろう

　しそ科の花のようにも見えるが葉っぱにギザギザがない

　白い花は私の好きなヤマジオウに似ているが・・・(^_-)-☆

　手を広げておどけているようにも見える

　どうやらウツボグサの仲間でシロバナウツボグサらしい

　　面白い実に面白い

桜平の標高は1843ｍで登山口としては相当高い

　ウツボグサ　よく見るウツボグサだね

　ヤマホタルブクロ

　オミナエシ

　タカネグンナイフウロ

　イチヤクソウの群生

　ギンリョウソウ

　キバナヤマオダマキ

　リンネソウ群生

　・・・・・小さな花です・・・・何でしょう？

夏沢鉱泉7：48

　ミソガワソウ

　花びら4枚

　　ヤマガラシのようです

　イチヤクソウ

　学校登山のようです

　下山風景

　この日、天狗岳で学生さんが体調不良で救助されたという記事を見ました

　ひょっとしたら・・・・

　長蛇の列で挨拶が大変

　でも、挨拶しないオヤジよりも若者の方が断然好きだ

　素晴らしい八ヶ岳の自然

　気持ちいい

　木漏れ日が涼やか

　オーレン小屋8：42

　箕冠山方面のルートをチョイスします

　ほとんどの登山者は硫黄岳の方へ進むようです

　ユオウダケ

　箕冠山（みかぶりやま）9：30

　下ります

　この梯子がちょっと歩きにくいが土壌流出防止対策でしょうね

　少し下ると左にに西天狗岳　右に根石岳

　小屋は根石岳山荘

　ここはコマクサの保護地帯

　ほとんど終盤ですがピンクの可愛いコマクサです

　結構傷んでします

　ざれた道を登っていくと

　根石岳9：48

　左西天狗岳　右が目的地の東天狗岳

　　ミヤマダイコンソウ

　コゴメグサ

　ここにもコマクサあります

　振り返ると歩いた道が

　右が根石岳

　お花畑に入ります

　イブキトラノオ

　イブキジャコウソウ

　手で花や葉っぱをなでるととてもいい香りが分かります

　イブキボウフウ

　ヨツバシオガマ

　イワオウギ

イワツメクサ

　最後の梯子

　右は切れ落ちてます（怖い怖い）

　チョウジコメツツジ

　東天狗岳10：26～10：44

　休憩して燃料補給

　氷水が心地いい

　西天狗岳は残念ながらずっとガスの中

　ガスがドンドン移動していきます

　涼風が気持ちいい

　それでは下山します

　根石岳山荘付近で雨が降り始めました

　早く樹林帯に入ろうと箕冠山へ急ぎます

　山頂から夏沢峠に向けて歩き出したところで雨が大粒になる

　カッパを持っていないので木の下で雨宿りすることを選択

　すると大粒の雨になり登山道は川のようになる

　すぐにやむだろうという考えは甘かった

　木の下のメリットは殆どなく全身びしょ濡れ状態に・・・

　雷がなりだす！ゴロゴロ　ドカ～ン！すさまじい轟音

　山の雷はとても怖い

　とても寒くなってきたガタガタと震える寒さだ

　よく見ると氷の粒が落ちてきている

　雹だ！

　寒いわけだ

　20年山登りしてきたが、合羽もなくずぶ濡れ体験は初めてだ

　全く、慢心と油断のなせる業だ

　夏の高山で夕立は当たり前なのに情けない

　これで山登り人生は終わったな！

　こんな時は全てにおいてネガティブ思考に陥るのだ

　それでも永遠に続くことはないだろうと推測できる

　おそらく40分くらい停滞していただろうと思うが次第に雨は小降りになり雷も遠くいったようだ

　夏沢峠に行く予定だったが、登ってきた道を下ることに変更

　オーレン小屋に向けて下りだす

　小屋が近づくと登ってくる人にもチラホラと会いだす

　オーレン小屋12：25

　完全に雨も上がり青空が見えてきた

　登ってくる人も動き出したようですれ違う人が増えた

　今のウエアの回復力は凄いな～

　コイチヨウラン

　鹿さん

　無事駐車場到着13：33

　大いに反省すべき登山となってしまった

　全身びしょ濡れなので完全着替え

　この後、初めてコインランドリーで濡れたウエアを全部洗って乾燥させました

　靴の乾燥機もあるんですね～

　コインランドリーは便利ですね～