導入
開始すぐセリフは無い。得体の知れないモンスターと、人影が闘う迫力のあるシーンで引き込む。何かの数字が『100』になると何かが起こることを大きく見せる。
起(物語の始まり)
ナレーションで、メインキャラである霊幻を紹介する。霊幻のうさんくささ、能力の無さ、適当で調子のよい性格を説明している。霊(敵)が出現し、戦闘のクライマックスで主人公(モブ)を登場させ、モブとそれ以外のキャラクターとの圧倒的な力を視聴者に見せつける。
承(始まりの続き)
モブの紹介が始まる。霊幻に言いくるめられ、利用される純朴なモブ。家族構成、学校での姿を描く。勉強もスポーツもできないモブだが、霊幻には頼りにされているようで、仕事に呼び出されている。
ーここで15分ー
転(逆転が起こる)
二人は仕事の現場であるトンネルで、暴走族の地縛霊と対峙。弁明する霊のとどめを刺すよう命じる霊幻に対し、話を訊こうとするモブを描くことで優しさを際立たせている。戦いは終わったように見えたが、トンネルの奥にはさらに大きな悪霊の気配があった。
結(結果)
モブは悪霊を倒した帰り道に、暴走族達の思い出の写真を拾ってきた。地縛霊にそれを見せると、地縛霊は満足して成仏していった。帰り道、待ち合わせして食事へ行く学生たちを横目に、モブは歳の離れた霊幻と待ち合わせラーメンを食べに行く。チャーシューの件でモブに対しても、視聴者に対しても、霊幻の小癪さを印象づけている。