新橋

土曜日、大学時代の友達３人で飲みに行くことになりました。僕以外の２人も転勤で現在東京で働いています。


どこで飲もうかということになりましたが、新橋に集合ということになりました。いままでも、東京で飲んだことはありますが、いつも六本木界隈でした。


今回は「３人ともおっさんなんやから、サラリーマンの街、新橋にしよう。」という意見が出てそれに従うことになりました。僕を含めたこの３人は大学もいっしょですが、高校もいっしょでした。だから、歳も全くいっしょです。


新橋には初めて行きましたが、この景色はさんまのからくりテレビなんかでよく見ていました。「あ～、このＳＬかぁ。」といった感じでした。時間になると汽笛が大きな音で鳴るんでびっくりしましたが・・・。


集合した後、新橋を３人で歩きながらどこに入ろうかと店を探しましたが、このあたりはメチャクチャ飲み屋の客引きが多いですね。たしかにサラリーマンが入るような飲み屋がわんさかとありましたが、こんなに引いても効果があるんでしょうか。


街的には大阪で言うならば京橋みたいな感じですかね。ただ、新橋の方がもうちょっと小奇麗ですけどね・・・。


そんなうちにも、ちょっと良さそうな焼き鳥屋があったので、そこに入りました。店はすぐにいっぱいになり繁盛していました。料理もなかなか新鮮でおいしかったですが、例によって例のごとくやっぱり高いなという感じでした。ま、これはしやーないですかね、東京やから・・・。


ビールで乾杯の後いつものように飲み始めました。ぱっと見るとこの３人、ま、普通のおっさんですが、３人ともあんまり生活感が無いんです。よく言われます。だからあんまり歳相応にみられません。大阪では「あほは若く見える」と言いますが、まさにその通りかも。


格好も学生時代から、同じ年代の人とは少し変った格好をしてますし、雰囲気もあんまりサラリーマンには見えないかもしれません。


話すことと言えば、学生の頃と全く変っていません。本当に二十数年たっても全くいっしょです。何がおもしろい、何がうまい、そしてやっぱり、女子関係はどうだ。この話のみです。



普通この年代なら、仕事はどうだとか、家族はとか、子供の進学はとか話すんでしょうが、そんな関係は一言か二言ぐらいですかね。だからお互いに家に帰って嫁に「だれだれさんの家はどうなの」とか聞かれても、全員「さぁ、かわりないんちゃう。」としか答えられません。



よく、本当にいっしょに飲んでるのかと疑われますが、本当にそんな話は出ないんです。避けているわけではありませんが、会うとすぐに昔に戻ってしまって、家族の話なんか忘れてしまっています。



サラリーマンは飲みに行くとすぐに仕事の話で愚痴ばっかりになりがちです。それはそれでストレスの発散にもなりますが、ずーっと聞いてると僕みたいな性格の人間は嫌になってきます。金払ってネガティブな話ばっかりして何がおもろいんやろうと・・・。



それに比べてこのメンツで行くと日頃のストレスの元になるような話は全く無しです。確かに歳相応の話もありませんが、ま、これだからいっしょに遊んでておもしろいんだと思います。



このあと、もう１件バーによって帰りましたが、久しぶりになんの気も使わずリラックスできて楽しいひと時でした。