偶然なんですが金曜日の京都の前にこの土曜日の予定が決まってて、たまたま2日連続の「食べ歩き」となってしまいました。
ただ、 ?と入れたのはこの日のお相手は嫁だったんです。日頃、2人だけで出られるチャンスというのはほとんどゼロなんで、結婚記念日のお祝いということで何年かぶりに計画してたんです。金曜日よりグッとアダルトな雰囲気になりましたが、それはそれで落ち着いた感じでいざスタートです。
昨日と同じく(もちろん、内緒ですけど・・・)二人そろってで大阪まで30分。駅を降りて10分ほど歩いてお店着。
「今日は何を食べようか、フレンチ、和食、中華?」と嫁に相談してたんですが
「久しぶりなんで、雰囲気のいい所にも行ってみたいけど、今回は食べたいものを優先させるわ」ということでお寿司を食べることに。
そこで、僕が選びましたのが関西のTVにはよく紹介されている5か所(長崎・大間・勝浦・ケープタウン・ボストン産など)のマグロが食べ比べできるという東心斎橋の「新明石鮓」です。自分でも行ってみたいと思ってたんで意気込み十分です。
お店に入ると「いらっしゃいませーっ!」という威勢のよい声でお出迎え。まずはを注文。板前さんが「ご注文はどうしましょ?」と。
最近は回転寿司ばかっりだったんで、ちゃんとした寿司屋は久しぶりです。
(んー、この後どういこうか)とちょっと思案しましたが
(えーい、久しぶりなんでフルにいくぞっ)ということで板前さんに
「最初はお造り(関西では刺身の事をこう言います)を2人前お任せで、その後握ってもらえますか」とオーダー。
「わかりましたっ」という威勢のいい返事でいよいよスタートです。
この時、奥からTVでよく見るこの店の大将が登場。有名店の大将なんでとっつきにくいかなと思っていると卵焼き器片手に「いやー、すいません。卵焼いてまして、いらっしゃいませ、いらっしゃいませ」と店のお客さんに卵を見せながらご挨拶。非常にあいそよくて気さくな方でした。
そして、出てきましたねぇ! まずは、お造り3皿。天然のぶりと鯛、活け蛸、アワビどれも光ってます。色、つや、きっつけの美しさ(切り口の角のこと)と、見ただけでもうまいという事がわかります。もちろん、食べてもメチャクチャうまかったです。ひさしぶりにうまい魚を食べてるという感じがしましたね。感動もんです! これには日本酒であっという間に完食。
そして握りへと突入です。まずはさより、いか、あなご等の淡白なものからいよいよこのお店の特徴である食べ比べです。ウニが3種類3カン(ムラサキウニ・バフンウニ・アカウニ)、トロが前述の5種類5カン(この日は大間のかわりに三重県産でした。)がドーンと登場。
(この写真は昨日のものではありません)
自分なりに食べ比べましたがバフンウニと三重県産のトロがうまかったです。ここではさらっと書きましたが嫁はさよりが、僕は穴子がウニやトロに負けないぐらいおいしいと感じましたね。
そして、最後にあさりのお吸い物で締めました。和食・寿司の技法においていい魚をいい料理人が料理するとこんなにうまいのかって思いましたね。フレンチもイタリアンも好きですが、やっぱり和食は日本人の心に与えるインパクトが違います。本当に心の底からうまいと思えますね。
最後にお勘定ですが、途中から「予算を超えそうだけど行っちゃえー」と思って食べてたんですが伝票をみると¥47,000なり、これもまたインパクトのあるものでした。
そんなこんなでお店を後に嫁も満足してくれたと思いますが、2日連続の大出費でこの後は質素に暮らそうと決意を新たにしながら家路につきました。