それからAちゃんとよく話すようになり、雅のことを色々聞かれたり、一緒に学食に行くようになった。。。


悪い子じゃなかったから、嫌いではなかった…。
だけど雅のことを話す時のAちゃんが凄く嬉しそうで、幸せそうに笑うから、優衣は一緒に笑えなかった。。。


優衣も雅が好きなのに。
優衣の方が雅のこと好きなのに。


………言えない。


クラスでの雅のことを話すAちゃん。
優衣が知らない雅のこと。
「今日ね雅希君がー」
「それで雅希君がー」
聞きたくない。
雅のこと知ったように喋らないで。。


いつもそんなことを考えてた。。。


Aちゃんのこと嫌いじゃない。
でも。好きになれなかった。



雅「優衣最近○○(Aちゃんの名字)と仲良しやね~、○○が優衣のこと話してきたよ、“優衣ちゃんはすごくいい子”だってニコニコ良かったやーんにひひ


雅…優衣ね、Aちゃんと雅のキューピッドになっちゃったんだ…。


優衣「…ゥン」


雅「○○いい奴やもんなぁ~↑↑」


やだ…雅がそんなこと言ったら、ほんとに二人が付き合っちゃうみたいでヤダよ。


優衣「…雅は…」

雅「ん??」

優衣「雅は…Aちゃん好き?」

こんなの聞いちゃ駄目なの分かってた。
でも恐い。
雅がAちゃんのことなんとも思ってなかったら優衣がキューピッドでも二人は付き合わない。。。


“嫌い”って言って。……雅、お願い。。


雅「すきー☆」

え…。じゃあ付き合おうって言われたら、付き合っちゃうの?? ヤダよ雅…。


優衣「ッそっかぁ…」

雅「だって優衣の友達やろ?優衣の友達なら俺もすきにひひ

“優衣の友達なら”


優衣「じゃあもし、優衣がAちゃん嫌いだったら?」


雅「さっきから何の質問なん?(笑)嫌いってケンカでもしたん?」


優衣「違うけど~」

雅「それやったらいいやんニコニコ

優衣「やだ。駄目なのビックリマーク

雅「“やだ”って優衣は子供かいビックリマーク(笑)」

優衣「真剣にビックリマーク優衣がAちゃんと友達じゃなくても、雅はAちゃんすき?」


雅「なにそれ?すきって、人としてとかじゃなくて女として好きか聞いてんの?」
直球な質問にビックリした。
優衣「…ぅん」

雅「そんな好きじゃない。ただ優衣と仲良しやからすきなだけ…で?なんなん?優衣変ょ?」

優衣「なんでもない」
Aちゃんごめん。でも優衣は雅の言葉が嬉しかった。
入学して、科は違うものの、雅と優衣が双子の兄妹であることは同学年の生徒達はほとんど知っていました。


名字も同じだし、雰囲気似てるからねニコニコニコニコ



それでも普通の高校生活を送ってた。。。
ある日、雅のクラスの子にあるお願いをされるまでは。。。

成り行きを話すと長くなるのですが、できるだけ簡単に…。


その子はAちゃんとします。
ある日Aちゃんが優衣のクラスに来て


A「雅希君の妹だよね?ちょっと話いい?」
と言われ二人きりに……。

なんかこーゆーのって呼び出し?
優衣イジメられんのかなぁ…ガーン
と一人で勝手な展開を想像していたら…。

A「優衣ちゃん?」
優衣「はぃ」
A「急にこんなこと聞くの変だけど、雅希君って彼女いる?」
へっ?雅に彼女?
いる…の?
いやいや居ないでしょ
いたら嫌だぁーショック!
また勝手な展開を想像して混乱する優衣。
A「ぁの…優衣ちゃん?」
優衣「はっビックリマークあ、えっと、居ないよビックリマークビックリマーク(居ないでいて欲しい)」

A「ほんと?」
優衣「うんビックリマーク(たぶん…いや絶対)」
A「そっか~ビックリマークありがとビックリマーク…それでね、実は私、雅希君のこと好きなの…優衣ちゃんキューピッドになってくれないかな?」


優衣「え…キューピッド??」

A「私、雅希君と付き合いたいの」

優衣「付き合う?雅と…?」

A「まだ気持ちは伝えられないけど、雅希君と仲良くなりたいの」

優衣「………」

A「あっ、優衣ちゃんが迷惑だったらいいんだけどガーン

優衣「…迷惑じゃないけど」


優衣はバカだ。
なんでキューピッドになんかなったんだろう。
はっきり嫌だって断ればよかった。

「優衣も雅が好きだよ。だからキューピッドにはなれない」そう言いたかった。。。


だけど言えなかった。

優衣が雅を好きなのは変だから?
双子だから?
Aちゃんが雅を好きって想う気持ちの何倍も優衣は雅を想ってるよ。。。



なんで優衣は雅に好きって言えないの?
キューピッドになんてなるんじゃなかった。


と喜んでいると…



「やば……」

と雅が呟きました…。


え?ビックリマークなに?ビックリマーク
やば…ってなにが??ビックリマーク


雅は「俺バイト探さないかんゎー」
と……


嘘でしょーショック!ショック!ショック!ショック!ショック!ショック!ショック!ショック!ショック!ショック!ショック!ショック!ショック!


雅が受ける高校=雅が通う学校って思ってた優衣はまさか雅が落ちるなんて考えてなかった…ショック!ショック!ショック!ショック!ショック!ショック!ショック!ショック!ショック!ショック!ショック!ショック!


でも。。。
思い返してみれば、雅が本気で勉強してる姿なんて見たことなかった…
お母さん達の「私立はアルバイト」作戦にも動じずに、遊びまくってた……ショック!ショック!ショック!


雅ぁービックリマークビックリマークビックリマークビックリマークビックリマーク
いやだぁービックリマークビックリマークビックリマーク



慌てふためく優衣を見て笑いながら雅が「んな訳ないやろビックリマーク」 と…



へ???


雅「受かってますチョキ


ガーンガーンガーンガーンガーンガーン
嘘ついたなビックリマークビックリマーク
雅のバカービックリマークビックリマークビックリマーク
(雅の受験番号聞いてなかった優衣の方がバカだけど)(笑)


優衣は雅と同じ高校に通えることがとても嬉しかったハート



だけど。。。
この高校生活で優衣は沢山辛い思いをすることになりました。。。



雅と同じ高校を受験したことを凄く後悔しました。。。