実際に会ったことはなく、文献等によってしか知ることが出来ない歴史上の人物。

しかし、それでも私は尊敬する歴史上の人物がいます。

それは徐賢妃(627年 - 650年)です。

去年、徐賢妃についてブログを書きましたが、彼女は若くして唐の皇帝である太宗李世民に民を苦しめないよう諫言した人物として知られます。

唐の皇帝に対し、そのような指摘をすることはとても勇気がいることです。

場合によっては、処刑されることもあるでしょう。

しかし、太宗は彼女の諫言を聞き入れたとされます。

彼女がリスクを犯して行動を起こしたことにより、民の苦痛が取り除かれたのです。

尚、太宗に諫言したことだけではなく、彼女は文章が美しいことでも知られます。

彼女の代表作の一つである拟小山篇は彼女が子供の頃に書いたとされます。

「仰幽岩而流盼,抚桂枝以凝想。将千龄兮此遇,荃何为兮独往?」

彼女が書く文章から才女であったことが分かり、そして太宗に諫言したことから強さを兼ね備えた人物であったことが分かります。

彼女は私が尊敬する歴史上の人物です。