2024年も明けて、七草も終え成人の日。
今年もよろしくお願い申し上げます。
おかげさまで、ITZEBOOをスタートして12年…干支が一回りしました。
最初は、草木染めTシャツ屋さんとして…スタートした翌年に意気込んで、音楽フェスを中心にイベント出展を開始したものはイイものの全く振るわず、その年の秋ごろにクラフトイベントなるもののを知って、2014年ごろから出展をクラフトイベント中心変更。
クラフトイベントに出展を重ねるたびに、Tシャツ(白いもの)をただ買って染めているいるだけの自分の作品に、物足りなさを感じ始めていた。
染織…まさか草木染の師匠のように糸から染めて機織機でパタパタと生地を…
そこまでは、できないけどせめて布生地を買って染色をして、裁断してミシンで縫製をしていく。
まずは、簡単なもの…とヘアバンドを作成したのを皮切りに手ぬぐい、イベントで知り合った大阪のべんがらの染料屋さんからべんがら染料を購入して草木染めと組み合わせてタイパンツなんかも作ってみた。
型染をしたり、がま口を購入して手の込んだものを作り始めた。
なんかしっくりこない…そうそう、商売として成り立たない。
売れるもの…みんなが欲しがるもの…色々と検討した結果。
2017年頃に現在の形が見え始めていた。
絞り染めや型染め(靴下は型染をしていますが)をやめて…草木染め、べんがら染の天然の色を知っていただくためにムラの無いように一色で染め上げていく。
「天然のやさしい色を広く知っていただくために、ワンピースやパンツ、バッグなど身近でシンプルな心地よいデザインのアイテムをセレクトしています。」
と言いう、現在のITZEBOOのコンセプトにたどりつきました。
それには、お値段が高いっていうイメージの草木染めを…個人事業主であれば卸売りをしてくれる、業者さんを見つけて少しでもお手頃な価格で提供していくってことも、含まれています。
って決まって、ハンドメイド販売OKの型紙屋さんから型紙(パターン)を購入して、徐々に生地から染色をして裁断、縫製をしていく商品を少しづつ増やしていこうと思った結果、毎週末のように出展していたイベントは作成に時間を要するようになったんで、2019年には隔週程度の出展に減ってはしまいました。
そして、コロナ禍。
まぁ、不幸中の幸いでいただいた給付金などを使い、ロックミシン、職業用ミシン&カバーステッチミシンを購入しました。
コロナ禍の間に、作りだめをしたんだですが…
コロナにはおかげさまで何とかかからずに過ごせたんだけど、なんとなく「ヤル気」スイッチが入らず鬱々としていた日々があって、なんとなくトンネルの出口が見えてきた2021年。
明けて2022年の新年を迎えて…優しかった叔父、桜が咲き始めるころに甥っ子の死がありました。
ショックがあまりにも大きく…気が付くとボッーとしていることなんかも多々。
いかんいかん、こんなんじゃと…その年から徐々にイベントが再開され始めてたんだけど、出展したはいいけど写真もほとんど撮らずでしたね。
それでも、久しぶりに知り合いの作家さんやお客さんと接しているうちに…パワーをいただきました。
昨年2023年のイベント出展は、思いっきり気分を入れ替えて旅行気分で、大好きなご当地の郷土資料館等を拝観して、おいしいものを食べて源泉かけ流しの温泉に、ドップリと浸かる。
9月の鳥海山が台風で中止になったほかは、10か所のクラフトイベントに出展をさせていただきました。
コロナ禍で3年ぶり、4年ぶりのイベント開催がほとんどの中、徐々に元気を取り戻してまいりました。
4月の鶴岡クラフトからは、すべて前泊をさせていただき。食べて、観光して、温泉に入り更に回復。
全国旅行支援の割引も利用させていただきました。
で、考えた…
私の車は、シートがフラットにならないので車中泊ができません。
遠出の時は、運転席を倒して2時間程度の仮眠をしています。
コロナ渦中、旅行業界、飲食業界に多大な影響があったわけで…税金をたいして納めていないし…オレのできることって?
イベント先でご当地スーパーや道の駅で買い物をしてホテルや旅館、民宿に宿泊して現地の飲食店で食事をする。
そうそう、昨年はイベント会場の土地の歴史を知る!
なんてものしていて、関連のある書物などを読んだり、動画を観たり。
もちろん、これはイベントでITZEBOOの商品を購入いただいたお礼にもつながるかな?
ってことで、今年のイベント先でも…ご当地の歴史を調べて郷土資料館、民俗資料館、お買い物に温泉、グルメといろいろとYouTube等で予習をしてから行こうと計画しています。
そうそう、今年はいかげんに13万キロ超えるので車を買い替えなくては…
あちこち、動き回れるのも年齢的にもあと、10年くらいかな?なんてのもありますし…
と、元気を回復した2023年。
5月に母方の叔母、11月に父方の伯母…そしてショックだったのは10月にバイト先の女性の上司が45歳の若さで癌で亡くなった。
それでも前を向いて、先に進もうと決めた今年2024年。
元日、例年通り親族で集まり食事をして帰宅すると能登の地震のニュース。
2016年の10月「のとじま手まつり」に出展させていただき能登の景色の素晴らしさに感動。
現地で、お目にかかった多くの方々のご無事をただただ祈るばかりです。
今回の地震は、広範囲に及んでいますね。
学生時代の友人の住む、金沢、富山、サラリーマン時代の後輩が住む佐渡、そしてイベントでお世話になった新潟の方々。
心配事は尽きません。
それでも、時は進んでいく。
前に進んでいかなくては…
作りかけている商品。
売り切れてしまっている商品。
作りたい商品はいっぱい、いっぱい、あります!
カバーステッチミシンを買ったんで試作した、ニット生地商品…ワンピース、パーカー…等々…
クリーマやイイチでもイベントで売っている商品を販売したいんです!
ですが、現在のわたしひとりで作成している状況では残念ながら無理なんです。
さてさて、どうしようかな~?
なんて、考えていますが…
内職を友人にお願いしたこともあるんだけど…そんなんでは到底、追い付かない。
どこかに手伝ってくれる、イイ方いないかな~?
なんて、考えたりもしております。
イベントに出展するのはイイんだけど…売るものが無いじゃ~お話になりません(´;ω;`)ウッ…
できることからやろうと思っております。
画像は、能登島のキャンプ場に宿泊した時に目の前の海に沈む夕日です。