産経新聞の「テーマ川柳」欄にいくつかの川柳が載っていました。投稿者は産経新聞の読者。今回のテーマは「全集」で、選ばれた最高賞「天」は次の作品でした。

    へそくりを隠した本は何巻目  投稿者名

川柳だから俳句とはちがう。面白いのです、皮肉がよく効いています。 

しかし面白いだけではないのです。隠したへそくりは幾らだったか。千円だけか100万円だったのか。100万円も隠したら全集の何巻目かは忘れないはず。全集が全部で何巻だったのか分からないが、この川柳作者は90歳以上の後期高齢者かも。あるいは末期高齢者か(失礼!)。

でも、隠すカネがあるなんて幸せだなあ。ジジは隠すだけのカネがない。隠すなら何巻目かも印をつけておく。1千円だったら隠しても探し出すのに苦労しるだろうけど、10万円だったら札束の厚みがあるからすぐ分かる。詮索するのは貧乏人だからかなあ。

ジジは貧乏人の家庭で育ったが、投稿者は大金持ちに違いない。隠した金額も場所もすぐ忘れてしまうんなんて結構な身分だなあ。そんな詮索は見苦しから止めるとするか。 AM