冬休み、することなんてなくて

街の友達の家に遊びに行き

帰りは猛吹雪…

そのまま泊まらせてもらう


次の日…

夜中まで酒を飲んで頭が痛い

昼過ぎに起きて帰るコトにした

オレの家までバスはなく… 徒歩…


昨晩から降り続く雪…

風も音もなく降り続く…


中学時代に着ていたジャケットにロングコート、マフラーと手袋をして「キマってるぜ」って(笑)


頭に積もる雪を時々手で払い

調子こいて歩きタバコしながら

ちょっと大人な気分でいた

かったるくうつむき加減で歩いてると

ちょうどアイケーの前で…



「あっ!あれっ?!◯◯◯君?!」

「へっ…! 誰??」

「あっ!ごめんっ!キャー!わぁっ!!」


5人組位の女のコ集団は走り去る

「ああっ… 同じクラスの…」

振り返ると立ち止まってこちらを見ていた

隣の席の女のコだとわかった

部活動の帰りだった…


「バイバイ…◯◯◯くん…」


その子が手を振ってくれた

手を振り返すと皆が手を振ってくれた

隣の席で何となく感じていた

もしかしてオレのコト好きなのかな?って



その子は街のコではなく電車通い

凄く頭がいいコで部活でキャプテン

性格も優しく、いい子でした


冬休みが終わり3学期、友達の彼女に呼ばれ

◯◯◯ちゃんのコトどう思う? とか…

◯◯◯くんのコトが好きなんだけど…


オレは好きな女がいるコトを話し

今日聞いたコト、話したコトは黙っててくれと言った。オレもキライじゃないし好感を持っていたけど、付き合えないしギクシャクもしたくない…


だけど… あの日

オレに合ってキャーキャーしてくれて

手を振ってくれたのは凄く嬉しかった

女のコにそんなコトをされたコトなんて

この時くらいだったから覚えていました


ホントは凄く嬉しかったです

ありがとうm(_ _)m