大人向けレッスンで「イメージでザックリ学ぶ英文法講座」をプライベートレッスンでやっています。

自分自身も英語を学びなおすときに真っ先に手を付けたのが英文法の総さらい。

私自身は学生時代、実は英語は苦手科目で、特に英文法が好きではありませんでした。

でも実際に英語を話すことを目標として勉強をする上で文法は欠かせないもので、一通りの学校での授業を学んだあとで改めて学習する実践的な英文法はとても興味深いものでした。

 

英文法と一口に言っても多岐にわたるのですが、その中でも肝となるひとつが「時制」だと思います。

日本語は時制は曖昧で、感覚としても意識があまりない部分なので、ピンとこないのですが、

英語ネイティブの人の言語運用の気持ちに沿って考えていくと本当に面白いです。

言葉は「ルールありき」ではなく人の気持ちがベースとなってフレキシブルに使われているのだと感覚として

実感できるようになると、「文法を間違ってはいけない」という気持ちから解放されてラクになりました。

(もちろん、間違えると言いたいことが誤解して伝わってしまう項目もありますが)

 

中学校で一番最初に学ぶ、「現在形 Present Tense」。

その名の通り現在のことを話すときに使う、というのが基本ですが、実はそれだけではなく、

現在形がカバーできる範囲はとても広いです。

 


I go to school today.

今日学校に行く

これは現在

I go to school every day

毎日学校に行く

これは…過去、未来、今を表す「習慣」になります。

 

他にもことわざや絶対的な決まりごとも現在形を

使います。

 

The earth goes around the sun.

地球は太陽のまわりをまわる

Time is money.

時は金なり

 

発話の気持ちで考えると、現在形は自分の気持ちに一番【Fitしていること】、【近いこと】、【くっついていること】、

になります。

 

今の自分(主語)の感覚とずれがないことに対して現在形を使います。

話している瞬間に確信していること、やることに対しては現在未来(過去)

関係なく現在形で話します。

 

例えば・・・

I go to the park tomorrow.

私は明日公園に行きます。(習慣的に公園に行っているので明日も行く、ニュアンス)

 

I will go to the park tomorrow.

明日公園に行こうかな。(今思いついている、本当に行くかは不確か、なニュアンス)

 

こんな風にルールだけではなく、話者の気持ちベースで言葉が発せられていることを知るのは

おとなが英文法を学びなおすのにとても大事だと思います。