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IKKUSAN GUIDE

しっかり水分補給で元気な毎日! 目覚めの一杯、寝る前の一杯の水1
健康作りは適度な運動と良質な水です。

今回は意識と肉体の関係について書いてみたいと思います。
皆さんは「プラセボ効果(プラシーボ効果)」という言葉を聞いたことがおありでしょうか?
二流の医師が小馬鹿にして使うことが多い言葉なのですが、このプラシーボ効果の機序について少し考察してみましょう。


プラシーボ効果とは?
Placeboの語源はラテン語の「I shallplease」(私は喜ばせるでしょう。)に由来していて、そこから患者さんを喜ばせることを目的とした、
薬理作用のない薬のことを指すようになったのです。

通常、医学の世界では乳糖や澱粉、生理食塩水が使われます。従って、プラシーボ効果(反応)は、このような薬理作用のないものにより齎される症状や効果のことをいいます。

その効果には、治療効果と副作用の両面があります。「これは痛みによく効くよ。」と言われて、乳糖を飲み、痛みがなくなったり、逆に
吐き気がでたりすることがあります。この場合、プラシーボにあたるのが乳糖であり、プラシーボ効果にあたるのが、鎮痛効果(治療効果)であり、吐き気(副作用)であるわけです。

プラシーボ効果がどうして起こるかについては、次のようなことが考えられています。
1)暗示効果、2)条件付け、3)自然治癒力、4)その他
(以上、参考文献 中野重行 臨床薬功評価:Placeboをめぐる諸問題のポイント 臨床薬理 )

プラシーボ効果を侮ってはいけない
プラシーボ効果の主体は暗示効果であることから、痛みなどの主観的な症状には効いても、血液検査などの検査値には関係ないと考えがちです。

 

ところが、プラシーボの投与によっても検査値異常がでることが報告されています。最近では、北里大学のグループが、健康な人
108人にプラシーボを投与したところ、そのうち18人(14.3%)の人に肝機能異常がでたそうです。
(以上、参考文献 小林美苗ら 臨床薬理Vol.24, 187-188, 1993)

プラシーボによる鎮痛効果
1954年には、すでにLasagnaらにより、薬理学的に効果のない薬を鎮痛薬として与えると30%の人に鎮痛効果が認められることが報告されているそうです。特に痛みという症状は心理的な影響を受けやすく、不安や孤独などにより増幅される可能性があります。
たとえ薬理学的に効果のない薬であっても、飲む側が「これでよくなる」という安心感を持つことにより、痛みが緩和されるわけです。

この効果が内因性オピオイド(今はやりのβ-エンドルフィンなど)によるものではないかという研究報告がありましたが、この報告はその後の研究者らにはあまり支持されていないようです。
(以上、参考文献 後藤文夫 プラシーボとプラシーボ効果の判別を誤ってはならない ターミナルケア Vol.6,No.1, 77-79, 1996)

さて、上記の1)~4)までの可能性の中で、
4)は科学的な可能性を排除しない為の含みですから、ココでは横に置いておくことにします。

3)は一番分り易い可能性でしょう。
このことは、人間は本来、自身の病気を薬や医療等に頼らずとも、自然に治癒できる能力を備えている、ということの証明に他なりません。
1)2)は、結果として3)に帰結する可能性が高いのかも知れませんが、もう一つ、
意識による遺伝子のON/OFF効果の可能性が考えられます。
これは、最先端の遺伝子学説のひとつである「エピジェネティクス」という考え方です。