アメリカの政策担当者たちに、新自由主義からの 訣別を 決意させたのは、中国の脅威であった。 また、理論的には リベラリズムの敗北であった。 「リベラリズム」とは 民主主義や貿易の自由などの 普遍的な価値観を広め、 国際的なルールや 国際機関を通じた国際協調を 推し進めれば、 平和で安定した国際秩序が 実現するという理論である。